先週金曜日(2025年8月1日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円高の展開。
日中はレンジ相場で取引され、夕刻から円高が進みました。
下落要因の一つとして、欧州株式市場の軟調が挙げられています。
米雇用統計発表直後に円安方向に戻る場面があったものの、ほどなくして円高トレンドに戻っています。
円高の動きは未明まで継続し、7月31日終値に比べて円高で取引を終えました。
なお、ユーロ圏で消費者物価指数(HICP)が発表され、市場予想よりやや高い結果でした。
これに対して、ユーロ円は特段の反応を示していません。
また、日欧関係に関する要人発言は伝わりませんでした。
本日(2025年8月4日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月4日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、167円台前半から176円台半ばにかけて、買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、169円台後半の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
その一方、171円台前半に、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
また、173円付近にも、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年8月4日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルです。
逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドルでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年8月4日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はドルです。
円はプラス幅を広げる展開で、夜以降にプラス幅を大きく拡大しました。
ユーロはおおむねプラス圏で推移し、夜にプラス幅を広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
5日(火)8:50(日本)日銀・金融政策決定会合議事要旨
5日(火)16:50(フランス)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(火)16:55(ドイツ)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(火)17:00(ユーロ)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(火)18:00(ユーロ)6月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
5日(火)18:00(ユーロ)6月卸売物価指数(PPI)(前月比)
5日(火)23:00(米国)7月ISM非製造業景況指数(総合)
6日(水)13:30(インド)インド中銀政策金利(レポレート)
6日(水)15:00(ドイツ)6月製造業新規受注(前年同月比)
6日(水)15:00(ドイツ)6月製造業新規受注(前月比)
6日(水)18:00(ユーロ)6月小売売上高(前年同月比)
6日(水)18:00(ユーロ)6月小売売上高(前月比)
7日(木)15:00(ドイツ)6月鉱工業生産(前年同月比)
7日(木)15:00(ドイツ)6月鉱工業生産(前月比)
7日(木)20:00(英国)イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
7日(木)20:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
8日(金)8:50(日本)6月国際収支・貿易収支
8日(金)21:30(カナダ)7月失業率
8日(金)21:30(カナダ)7月新規雇用者数
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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