NYダウの振り返りと見通し:先週末のNYダウは雇用統計ショックで5日続落(2025年8月4日)

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先週金曜日(2025年8月1日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 43,588.58 43,594.0
前日比 -542.40(-1.23%) -552(-1.25%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年8月1日(金曜)のNYダウは5日続落し、前日比542.40ドル安(-1.23%)の43,588.58ドルで取引を終えました。
ナスダック100やS&P500も揃って大きく下落しています。

下落の主な要因として、米労働省が発表した7月雇用統計で非農業部門雇用者数が7.3万人増と市場予想の10.4万人を大幅に下回り、また過去2か月分も合わせて約26万人の下方修正となったことが指摘されています。
失業率も4.2%に上昇し、労働市場の急速な悪化が懸念されました。

個別銘柄では、テクノロジー中心に下落が目立つ一方、ディフェンシブ銘柄や一部ヘルスケア株は堅調に推移。
全体としてはリスク回避的なムードが強く、特に時価総額上位のハイテク株が売られました。

エヌビディア(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)、アップル(AAPL)は軒並み下落、アマゾン(AMZN)は-8.27%の大幅下落となり、ダウ平均を最も押し下げました 。
一方、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)、メルク(MRK)、コカコーラ(KO)といったディフェンシブ株は底堅く推移しました。

本日(2025年8月4日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年8月4日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月4日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陰線を形成し、5日続落となりました。
平均足は陽連後の陰転1日目で、ローソク足は平均足を下抜けしており、下落トレンド開始を示唆しています。
7月安値を更新し43,000ドル台まで下落しました。
目先は、5日続落でいったん下落が止まるか、さらに下落が続くかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半から下落が始まり、ほぼ終日下落が続いた後に若干反発して取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
28日高値を天井とする下落が進んでいます。
目先は、28日高値からの下落が今後も続くか、反発して28日高値を目指すかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年8月4日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
先週末のUS30は序盤こそ比較的安定した推移を見せましたが、午後以降は売り優勢の展開となり、引けにかけてマイナス圏での推移が続きました。
他の指数と比べて下げ幅はやや小さいものの、終盤は戻りの鈍い展開でした。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年8月4日)の主な米国経済指標

4日(月)23:00(米国)6月製造業新規受注(前月比)

本日発表予定の経済指標はこちら

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Published by
OANDA Lab編集部

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