先週金曜日(2025年8月1日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:67.962(-2.17)<-3.09%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続落。
米国で雇用統計とISM製造業景況指数が発表され、いずれも市場予想より弱い結果でした。
米国経済の先行きに不透明感が出るとともに原油需要減退が意識された模様で、USOIL価格は下落しました。
また、米国の関税政策に関して、8月1日の期限を迎えて関税率が公表されました。
これも、原油需要に対してマイナスの影響が懸念されたと報じられています。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が原油の投機的ネットポジションを公開し、15万6,000の買い越しでした。
買い越し幅は4週ぶりに拡大しています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年8月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月4日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陰線を形成し、3日続伸後の2日続落となりました。
平均足は陰連後の陽転3日目で、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
70ドル台で取引を開始したものの、67ドル台まで下落して取引を終えました。
目先は、70ドル割れ後の下落が続くか、67ドル台で下落が止まるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引半ばから下落が進み、後半に大きく下落して当日安値付近で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
1日の下落で29日の大幅高の値幅をほぼ戻す形となり、28日高値付近まで戻りました。
目先は、28日高値も割れて下落が続くか、28日高値付近で反発するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年7月25日時点の米国の原油リグ稼働数は415基でした。
前週から7基減少し、410基台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年7月25日時点の原油在庫は前週比で769.8万バレルほど増加し、およそ4億2669万バレルです。
直近は増加しましたが、大局的には減少基調です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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