S&P500の振り返りと見通し:利下げ観測と好決算が追い風。S&P500は大幅上昇(2025年8月5日)

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昨日(2025年8月4日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6,329.94 6,347.6
前日比 +91.93(+1.47%) +108.0(+1.73%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年8月4日(月曜)のS&P500は、前日比91.93ポイント高(+1.47%)の6,329.94ポイントと上昇。
NYダウやナスダック100も上昇しており、7月雇用統計の影響による下落を取り戻している展開です。

背景には7月雇用統計の弱さを受けた早期利下げ期待の高まりがあり、CME FedWatchによる9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は約9割超まで上昇し、投資家心理が改善しました。
25年4〜6月期の決算シーズンが好調であることも追い風となっています。

セクター別に見ると、コミュニケーション・サービスが+2.59%、情報技術が+2.15%と大きく上昇しました。
11セクターのうち、10セクターがプラス圏で推移している一方で、エネルギーは下落しており、原油価格の軟化が影響した可能性があります。

個別銘柄ではエヌビディア(NVDA)、メタ・プラットフォームズ(META)、ブロードコム(AVGO)、ウォルマート(WMT)、オラクル(ORCL)などが上昇しています。

今週は決算発表が続き、ウォルト・ディズニー、マクドナルド、ウーバー、イーライ・リリーなど主要企業の業績が市場の注目を集める見通しです。

本日(2025年8月5日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年8月5日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月5日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は陽線を形成し、2日続落後の上昇となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
前営業日1日の下落幅と同等の上昇を見せて6300ドルを回復しました。
目先は、高値のある6400ドル台まで上昇が続くか、反落し6300ドルを割れて下落が進むかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始から終日上昇が進む1日となり、当日高値で取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
4日は7月31日高値と8月1日安値の6割戻し付近まで上昇が進みました。
目先は、6割戻しを達成しさらに上昇が進むか、6割戻しには至らず反落するかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年8月5日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500はおおむね堅調に推移し、22時以降に上昇幅が拡大しました。
その後も上昇基調を維持し、最終的に1.7%を超える上昇率で取引を終えました。
3指数の中ではUS100に次ぐ上昇率を記録しています。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年8月5日)の主な米国経済指標

5日(火)21:30(米国)6月貿易収支
5日(火)22:45(米国)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(火)22:45(米国)7月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(火)23:00(米国)7月ISM非製造業景況指数(総合)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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