昨日(2025年8月6日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:64.785(-0.923)<-1.40%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは5営業日続落。
トランプ米大統領が、米特使とプーチン大統領の会談について発言し、大きな前進が見られた旨を示しました。
ロシア・ウクライナ紛争の終結は原油の安定供給にとって望ましく、USOIL価格は下落しています。
米国によるロシアへの経済制裁は予定通り実行される模様です。
なお、EIA(米エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、増加の市場予想に対して結果は減少でした。
これに対して、USOILは特段の反応を示していません。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年8月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月7日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成し、5営業日続落となりました。
平均足は陽連後の陰転1日目で、ローソク足は平均足を下抜けしつつあり、下落トレンド開始を示唆しています。
6月後半以降の安値を若干ながら割れて取引を終えました。
目先は、安値更新を契機に下落が加速するか、安値更新はダマシとなり反発するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始から上昇が進んだ後、半ば以降は大きく下落して、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
引いた目で見ると、7月安値付近から反発が進んだものの、最終的に7月安値を割れて取引を終えました。
7月安値割れ後の下落がどの水準まで進むかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年8月1日時点の米国の原油リグ稼働数は410基でした。
2025年5月から減少基調が続いており、400基を下回る勢いです。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年7月25日時点の原油在庫は前週比で769.8万バレルほど増加し、およそ4億2669万バレルです。
直近は大きく増加しましたが、大局的には右肩下がりに推移しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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