昨日(2025年8月7日)のドル円動向振り返り
ドル円は最終的に円高。
今週のドル円はおおむねレンジ相場で取引され、昨営業日も同様の展開でした。
トランプ米大統領が半導体の輸入に対して100%の関税賦課を示したものの、市場の反応は限定的です。
最終的に、6日終値に比べてやや円高で取引を終えました。
なお、トランプ大統領が米連邦準備制度理事会 (FRB)の理事候補について発言し、ミラン経済諮問委員会(CEA)委員長を選出した旨を公表しました。
この時間帯のドル円は円高が進んでいます。
また、ボスティック米アトランタ連銀総裁が発言し、経済は引き続き減速する可能性が高いとの見通しが示されています。
本日(2025年8月8日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月8日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、146円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、143円付近にも、特に厚い買い注文があります。
こちらもキリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、144円台前半から半ばにかけて、売り注文が特に厚いです。
この付近でサポートライン等を確認できないものの、何らかの理由で売り注文が優勢な模様です。
また、148円付近にも、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年8月8日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と弱い相関関係だったのはユーロ円とポンド円です。
その一方、逆相関関係だったのはユーロドルと豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年8月8日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨はスイスフランです。
円はプラス圏に進む場面があったものの、おおむねマイナス圏で取引されました。
ドルはゼロを挟んで上下動し、本日朝時点でマイナス圏に位置しています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年8月8日)の主な経済指標
08:50(日本)国際収支―貿易収支
08:50(日本)国際収支―経常収支
21:30(カナダ)7月新規雇用者数
21:30(カナダ)7月失業率
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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