NYダウの振り返りと見通し:NYダウは小反落。CPI控えテック利益確定・ディフェンシブ選好(2025年8月12日)

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昨日(2025年8月11日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 43,975.09 43,981.9
前日比 -200.52(-0.45%) -276.9(-0.63%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年8月11日(月)のNYダウは、前日比200.52ドル安(-0.45%)の43,975.09ドルで取引を終えました。

本日12日のCPI発表を前にリスク回避ムードが強まり小幅反落。
高値警戒感が強いハイテクには利益確定売りが広がり、ナスダックやS&P500も揃って下落しました。

また、対中関税政策の不透明感も重しとなり、トランプ大統領が対中関税の一部停止延長について「どうなるか見てみよう」と明言を避けたことも政策不透明感を強めました。
投資家はインフレ指標や米中通商の行方を注視している模様です。

個別銘柄は、テクノロジー銘柄の多くが下落した一方で、一部の小売銘柄やヘルスケア銘柄が上昇しています。

エヌビディア(NVDA)、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)、シスコ(CSCO)などが下落し、ウォルマート(WMT)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、スリーエム(MMM)などは上昇しています。

全体としては、ディフェンシブ銘柄に買いが入り、テック銘柄に調整が入った形です。

本日(2025年8月12日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年8月12日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月12日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成し、1日から陰線と陽線が交互に現れる状態が続きました。
平均足は陰連しローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
8月7日の値幅内の取引が2営業日続いており、値動きが停滞しています。
7日の値幅を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引後半から下落が進み、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
8月5日以降、44,300ドル付近が抵抗帯として機能する状態です。
目先は、44,300ドル付近の抵抗帯からの下落が進むか、反発して44,300ドル突破を目指すかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年8月12日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は序盤から小幅な上昇と下落を繰り返しつつ推移しました。
22時以降は下落基調が強まり、終盤にかけてマイナス幅を拡大しています。
最終的には主要3指数の中で最も大きな下落率となりました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年8月12日)の主な米国経済指標

12日(火)21:30(米国)7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
12日(火)21:30(米国)7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
12日(火)21:30(米国)7月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
12日(火)21:30(米国)7月消費者物価指数(CPI)(前月比)
12日(火)27:00(米国)7月月次財政収支

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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