昨日(2025年8月12日)のドル円動向振り返り
ドル円は最終的に円高。
米国で消費者物価指数(CPI)が発表され、前年同月比で市場予想より低い結果でした。
ドル円は円高で反応したものの、ほどなくして元の水準付近に戻っています。
コアCPIが前年同月比で市場予想よりも高く、これを反映した可能性があります。
その後は不安定な動きが続き、日付が変わってから円高方向に大きく振れる場面がありました。
一部報道によると、労働省労働統計局(BLS)の次期局長に指名されたEJアントニー氏は、雇用統計の月次公表停止を提案する模様です。
米国への信頼の低下が懸念されて円高が進んだと報じられています。
最終的に、11日終値に比べて円高で取引を終えました。
なお、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁が発言し、緩やかに引き締め的な政策スタンスの維持が適切との趣旨が伝えられています。
本日(2025年8月13日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月13日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、147円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、146円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、146円台半ばから153円台後半にかけて、売り注文を確認できます。
現在値付近や円安の範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、147円台半ばの売り注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年8月13日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係の通貨ペアはありませんでした。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
ユーロ円とも弱い逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年8月13日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はドルです。
円はマイナス圏で上下動し、この傾向は本日の朝時点で継続しています。
ドルはゼロを挟んで取引され、夜にマイナス幅を拡大しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年8月13日)の主な経済指標
10:30(豪)賃金指数(前期比)
15:00(独)消費者物価指数(CPI)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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