NYダウの振り返りと見通し:NYダウは小反落。PPI上振れ、金利上昇で軟調(2025年8月15日)

ニュース

昨日(2025年8月14日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 44,911.26 45,043.5
前日比 -11.01(-0.02%) +105.5(+0.23%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年8月14日(木)のNYダウは、前日比11.01ドル安(-0.02%)の44,911.26ドルで取引を終えました。

7月PPIが前月比+0.9%・前年比+3.3%と予想を上回ったことで金利上昇圧力が強まり、市場は序盤に売り優勢となりました。

9月の大幅利下げ観測は後退し、FRB要人も過度な緩和を否定しました。
デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は「9月の0.50%利下げは不要」、ベッセント財務長官は「0.25%の利下げから開始し、後に加速させる可能性」といった旨を発言しています。

本日15日には小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数の発表もあることから、買い控えも見られました。

個別銘柄はセクター間で明確な温度差が浮き彫りとなった相場でした。
特に、金融とヘルスケアは上昇した銘柄が多く、非耐久財は下落した銘柄が目立ちました。

ビザ(V)、JPモルガン・チェース(JPM)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、メルク(MRK)などは上昇、コカ・コーラ(KO)、ナイキ(NKE)などが下落しています。

全体としては、上昇と下落が拮抗する展開となりました。

本日(2025年8月15日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年8月15日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲの長い陽線を形成し、3日続伸となりました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足は平均足を上回っており、トレンド転換を示唆しています。
45,000ドルに到達し、史上最高値目前の水準に位置しています。
目先は、上昇が続き史上最高値を更新するか、45,000ドル到達で上昇が一服し反落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばに下落しましたが、後半に反発し始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
前日13日の高値をわずかに上回り取引を終えました。
目先は、13日高値超え後の上昇が続くか、13日高値超えはダマシとなり反落するかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年8月15日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は序盤0%付近でもみ合いが続きましたが、21時半頃に急落しました。
その後大きく持ち直し、プラス圏で取引を終えています。
主要3指数の中で最も大きな上昇率を記録しました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年8月15日)の主な米国経済指標

15日(金)21:30(米国)8月ニューヨーク連銀製造業景気指数
15日(金)21:30(米国)7月小売売上高(前月比)
15日(金)21:30(米国)7月小売売上高(除自動車)(前月比)
15日(金)22:15(米国)7月鉱工業生産(前月比)
15日(金)23:00(米国)8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
15日(金)29:00(米国)6月対米証券投資
15日(金)29:00(米国)6月対米証券投資(短期債除く)

本日発表予定の経済指標はこちら

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NYダウの振り返りと見通し:NYダウは小反落。PPI上振れ、金利上昇で軟調(2025年8月15日)