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S&P500の振り返りと見通し:S&P500は反落。半導体関税発言で上値重く指標は強弱混在(2025年8月18日)

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先週金曜日(2025年8月15日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6449.80 6448.6
前日比 -18.74(-0.29%) -21.8(-0.34%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年8月15日(金)のS&P500は、前日比18.74ポイント安(-0.29%)の6449.80ポイントで取引を終えました。

この日発表された経済指標では、7月小売売上高は+0.5%と底堅い一方、7月鉱工業生産は-0.1%と低下、ミシガン大学消費者信頼感指数も58.6へ低下しました。
強弱混在となった中で思惑が交錯し、上値を押さえる要因となりました。

また、トランプ大統領が半導体関税の「200〜300%の可能性」に言及し、半導体株の重しとなり、S&P500の戻りを鈍らせました。

セクター別に見ると、11セクター中4セクターが上昇し、7セクターが下落しました。
騰落率ごとに見ると、ヘルスケアが+1.65%と上昇率トップで、不動産が+0.68%、コミュニケーション・サービスが+0.49%と続きました。

個別銘柄ではユナイテッドヘルス・グループ(UNH)、インシュレット(PODD)、イーライ・リリー(LLY)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、ダナハー(DHR)、アムジェン(AMGN)などが上昇しています。

週明けのジャクソンホール会議(21日~23日)でのパウエルFRB議長講演が、市場の注目材料となります。

本日(2025年8月18日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年8月18日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月18日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上ヒゲの長い陰線を形成して、3日続伸後の反落となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
下落したものの上ヒゲ部分で史上最高値をわずかに更新しました。
目先は、反発して高値更新を伴う上昇が続くか、15日高値を天井とする下落が進むかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半の上昇後、半ば以降は下落が進み、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
8月13日の高値と安値の間の取引が2営業日続く状態です。
8月13日の値幅を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年8月18日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は午前中から夕刻にかけて上昇基調で推移し、16時頃にこの日のピークをつけました。
ピーク後は緩やかに下落に転じ、22時以降に下げ幅を拡大しています。
その後は軟調な展開が続き、主要3指数の中ではUS100に次ぐ下落率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年8月18日)の主な米国経済指標

18日(月)23:00(米国)8月NAHB住宅市場指数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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