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ナスダック100の振り返りと見通し:ナスダック100は下落。ハイテク売り優勢と金利低下が交錯(2025年8月20日)

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昨日(2025年8月19日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 23,384.77 23,408.0
前日比 -328.99(-1.39%) -312.7(-1.32%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年8月19日(火)のナスダック100は、前日比328.99ポイント安(-1.39%)の23,384.77ポイントで取引を終えました。

大型ハイテク株の売りが優勢の中、市場全体はまちまちでした。
金利面では、米10年債利回りが4.30%へ低下する場面があり、また米7月住宅着工が前月比増と需要の底堅さから景気後退懸念を和らげグロース株を下支えしました。

地政学では、トランプ大統領がプーチン大統領とゼレンスキー大統領に「柔軟性」を求めたほか、米欧がウクライナの安全保障計画で合意に接近との報もあり、リスク要因の緩和期待が一部で意識されました。

個別銘柄は、テクノロジー関連の下落が目立ちましたが、一部の公益関連や消費関連は相対的に堅調でした。

アメリカン・エレクトリック・パワー(AEP)、ペプシコ(PEP)、GEヘルスケア・テクノロジーズ(GEHC)、Tモバイル(TMUS)などが上昇、エヌビディア(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)、アップル(AAPL)、アルファベット(GOOG)、メタ・プラットフォームズ(META)などは下落しています。
注目はインテル(INTC)で、前日比+6.97%と大きく上昇しています。

全体としては、ハイテク株に調整が入った影響で、軟調な展開でした。

本日(2025年8月20日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年8月20日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は陰線を形成し、5営業日続落となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
19日は高値から安値まで約400ポイントの下落が進みました。
目先は、23,000ポイント割れに向け下落が進むか、反発して19日の下落を回復する動きを見せるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから大きく下落した後、若干反発して取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
8月13日高値を天井とするジリ安が進んでいましたが、19日は下落が加速する形となりました。
ジリ安からの下落加速により、どの水準まで下落するかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年8月20日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は日中から夜にかけて軟調に推移し、22時以降に下落基調が鮮明となりました。
その後も下げ幅を広げ、一時マイナス1.5%付近まで下落しました。
最終的には主要3指数の中で最も大きな下落率を記録しています。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年8月20日)の主な米国経済指標

20日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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