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S&P500の振り返りと見通し:S&P500はAI関連売りで反落。月間は4か月続伸(2025年9月1日)

ニュース

先週金曜日(2025年8月29日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6460.26 6464.8
前日比 -41.60(-0.64%) -41.2(-0.63%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年8月29日(金)のS&P500は、前日比41.60ポイント安(-0.64%)の6460.26ポイントで取引を終えました。
前日の最高値更新の反動や、ハイテク株の調整で反落しました。

7月個人消費支出(PCE)は予想通りで、需要の底堅さとインフレ粘着性が意識されました。
一方、ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回り、景気懸念が示されました。

9月利下げ観測が維持され月間では陽線を形成、月足を見ると4か月連続で上昇しています。

セクター別に見ると、11セクター中6セクターが上昇し、5セクターが下落しました。
騰落率ごとに見ると、上位はヘルスケアが+0.73%、生活必需品が+0.64%、不動産が+0.55%でした。
下落セクターのワースト3は、情報技術が-1.63%、一般消費財が-1.14%、資本財・サービスが-0.95%でした。

ディフェンシブセクターへ資金が流入し、情報技術や一般消費財などが売られていることから、全体の雰囲気はリスクオフ寄りといえる展開でした。

個別銘柄ではユナイテッドヘルス・グループ(UNH)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、イーライ・リリー(LLY)、ウォルマート(WMT)、シェブロン(CVX)などが上昇、エヌビディア(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)、メタ・プラットフォームズ(META)、テスラ(TSLA)、オラクル(ORCL)などが下落しています。

本日(2025年9月1日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年9月1日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年9月1日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陰線を形成し、下落が進みました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
前日28日に6500ポイントに到達し高値を更新した後、いったん反落する形となりました。
目先は、反発して上昇を再開するか、6500ポイント到達後の下落が続くかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始からジリ安が進んだ後、後半に大きく下落して取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
前日28日高値を天井とする下落が進みつつあります。
目先は、28日高値を天井とする下落が続くか、反発して28日高値を目指すかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年9月1日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から緩やかなマイナス基調が続き、22時過ぎに下落幅を拡大しました。
その後は横ばいの展開で、最終的にマイナス0.6%付近で取引を終えています。
主要3指数の中ではUS100に次ぐ下落率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年9月1日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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