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ナスダック100の振り返りと見通し:ナスダック100は下落。関税不安と金利上昇で不透明感強まる(2025年9月3日)

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昨日(2025年9月2日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 23,231.11 23,342.2
前日比 -184.31(-0.79%) -111.2(-0.47%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年9月2日(火)のナスダック100は、前日比184.31ポイント安(-0.79%)の23,231.11ポイントで取引を終えました。

トランプ政権の関税を巡る司法判断の不透明感が市場心理を冷やし、主要指数は揃って下落しました。
米長期金利の上昇が株式市場の重荷となり、大型ハイテクに売りが波及しました。

一方で、経済指標面ではISM製造業景況指数が予想を下回るも7月から小幅改善となり、下支え要因となっています。

また、トランプ大統領は連邦準備制度理事会(FRB)に対して、「非常に真剣な利下げが必要」と再要求しました。

個別銘柄は、テクノロジーや電子関連の銘柄を中心に多くの銘柄が下落しました。

エヌビディア(NVDA)、アルファベット(GOOGL)、テスラ(TSLA)、アドビ(ADBE)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、インテル(INTC)、シスコ・システムズ(CSCO)などが下落しています。
上昇したのは、ブロードコム(AVGO)、TモバイルUS(TMUS)、ネットフリックス(NFLX)、スターバックス(SBUX)、ペプシコ(PEP)などです。

全体としては、構成銘柄の7〜8割がマイナス圏で終了する展開でした。

本日(2025年9月3日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年9月3日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年9月3日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲの長い陰線を形成し、直近安値の更新を伴う下落が進みました。
平均足は陽連後の陰転2日目で、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
下ヒゲ部分で節目価格23,000ポイントを一時的に割りましたが、反発して23,000ポイントを回復しています。
目先は、23,000ポイント割れに向け再度下落が進むか、23,000ポイント割れ後の反発が続くかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから下落が進み、後半は大きく反発しましたが始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足は平均足を上回っており、トレンド転換を示唆しています。
引いた目で見ると、20日安値と2日安値でダブルボトム形成の可能性があります。
目先は、ダブルボトム形成により上昇が進むか、20日安値割れに向けて下落が進むかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年9月3日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は日中を通して下落基調が続き、深夜には一時-2%近くまで下落しました。
その後は持ち直して上昇に転じ、早朝にかけて下げ幅を大きく縮小しています。
最終的に主要3指数の中で最も小さな下落率となりました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年9月3日)の主な米国経済指標

3日(水)23:00(米国)7月製造業新規受注(前月比)
3日(水)23:00(米国)7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
3日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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