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S&P500の振り返りと見通し:S&P500は反落。金利上昇と関税巡る不透明感が重荷(2025年9月3日)

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昨日(2025年9月2日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6415.54 6438.8
前日比 -44.72(-0.69%) -33.1(-0.51%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年9月2日(火)のS&P500は、前日比44.72ポイント安(-0.69%)の6415.54ポイントで取引を終えました。

米控訴裁がトランプ政権の関税の大半を違法と判断し、貿易政策の先行き不透明感が強まりました 。
米長期金利は上昇し、金利感応度の高いセクターで売りが広がり、主要指数は揃って下落しました。

9月FOMCでの利下げ観測が強まる中、トランプ大統領は連邦準備制度理事会(FRB)に対して真剣な利下げが必要との旨を発言しています。

セクター別に見ると、11セクター中3セクターが上昇し、8セクターが下落しました。
騰落率ごとに見ると、エネルギーが+0.23%、生活必需品が+0.07%、ヘルスケアが+0.07%でした。
下落セクターのワースト3は、不動産が-1.74%、資本財・サービスが-1.06%、情報技術が-0.97%でした。

個別銘柄ではイーライ・リリー(LLY)、ボストン・サイエンティフィック(BSX)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、エクソン・モービル(XOM)、シェブロン(CVX)などが上昇。
エヌビディア(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)、メタ・プラットフォームズ(META)、JPモルガン・チェース(JPM)、マスターカード(MA)などが下落しました。

本日(2025年9月3日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年9月3日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年9月3日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲの長い陰線を形成し、直近安値の更新を伴う下落が進みました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
下落しましたが、6300~6400ポイント台の高値圏は維持しています。
目先は、6300ポイントを割れて一段安が進むか、反発して高値更新を目指すかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから下落が進み、後半は大きく反発しましたが始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足は平均足を上回っており、トレンド転換を示唆しています。
28日高値を天井とする切り下げを伴う下落が続いています。
目先は、反落して下落トレンドが継続するか、上昇が進み28日高値を目指すかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年9月3日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は日中を通して軟調に推移し、夕刻以降に下げ幅を拡大しました。
一時は-1.75%近くまで下落しましたが、その後は反発して下げ幅を大きく縮めています。
最終的に主要3指数の中でUS100に次ぐ下落率で取引を終えました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年9月3日)の主な米国経済指標

3日(水)23:00(米国)7月製造業新規受注(前月比)
3日(水)23:00(米国)7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
3日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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