先週金曜日(2025年9月5日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は最終的に円高。
先週金曜日は9月2日(火)以来のレンジ相場が継続しました。
弱い米雇用統計を受けて円高の場面があったものの、レンジの下限で反発しています。
最終的に、4日終値と比べて円高で取引を終えました。
7日(日)には石破首相が退陣を表明し、月曜日のユーロ円は大きな上窓を開けました。
本日の値動きに注目です。
なお、ユーロ圏で四半期国内総生産(GDP)が発表され、前期比で市場予想と一致しました。
この前後の時間帯のユーロ円は緩やかな円安です。
また、日本で景気一致指数・先行指数(CI)が発表され、強弱まちまちの結果でした。
これに対して、ユーロ円は特段の反応を示していません。
本日(2025年9月8日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年9月8日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、172円台前半の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、171円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、173円台半ばの売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
しかし、円高の範囲では売り注文が薄いです。
積極的に売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年9月8日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのはポンド円と豪ドル円です。
ドル円とも相関関係でした。
その一方、弱い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年9月8日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はカナダドルです。
円は夜以降にプラス圏で推移し、本日朝にマイナスに転じました。
ユーロはおおむねプラス圏で緩やかに動き、この傾向は本日の朝時点で継続しています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
8日(月)8:50(日本)4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
8日(月)8:50(日本)4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
8日(月)8:50(日本)7月国際収支・貿易収支
8日(月)15:00(ドイツ)7月鉱工業生産(前年同月比)
8日(月)15:00(ドイツ)7月鉱工業生産(前月比)
11日(木)21:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
11日(木)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
11日(木)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
11日(木)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
11日(木)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPI)(前月比)
11日(木)21:45(ユーロ)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
12日(金)15:00(ドイツ)8月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
12日(金)15:00(ドイツ)8月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
12日(金)15:00(英国)7月月次国内総生産(GDP)(前月比)
12日(金)19:30(ロシア)ロシア中銀政策金利
12日(金)25:00(ロシア)4-6月期実質国内総生産(GDP、改定値)(前年比)
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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