昨日（2025年9月9日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：63.07（+0.303）＜+0.48%＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続伸。
イスラエルがカタールを攻撃し、ハマスのメンバーが死亡した旨が報じられました。
中東情勢の悪化が懸念された模様で、USOIL価格は上昇しています。
しかし、上昇幅は限定的です。
ドルインデックスが上昇しており、この影響を受けた可能性があります。
原油は米ドル建てで取引され、米ドルが上昇すると他の通貨建てで見た原油価格が割高になります。
このため、ドルインデックスの上昇は原油価格の下落要因だとされています。
【WTI原油(USOIL)】本日（2025年9月10日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2025年9月10日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
ローソク足は上ヒゲのある陽線となり、3日続落後の2日続伸となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足は平均足を下抜けしつつあり、トレンド転換を示唆しています。
小幅高となりましたが、2日続けて下落した5日の値幅内程度の取引に留まりました。
目先は、5日の値幅を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
取引開始からジリ高が進んだ後、後半に反落しましたが、始値を若干上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
9月5日安値を底値とする上昇が進み始めています。
目先は、5日底値からの上昇が続くか、反落して5日安値割れを目指すかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年9月5日時点の米国の原油リグ稼働数は414基でした。
2週連続で増加しており、410基台中盤で推移しています。
原油在庫の推移（週間）
米EIA（エネルギー情報局）の発表によると、2025年8月29日時点の原油在庫は前週比で241.5万バレルほど増加し、およそ4億2071万バレルです。
大局的に見ると、2025年6月後半以降はやや右肩上がりで推移しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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