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S&P500の振り返りと見通し:連日最高値を更新。個別好材料が相場を支える(2025年9月11日)

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昨日(2025年9月10日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6532.04 6532.6
前日比 +19.43(+0.30%) +7.6(+0.12%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年9月10日(水)のS&P500は、前日比19.43ポイント高(+0.30%)の6532.04ポイントで取引を終えました。
連日で終値ベースの史上最高値を更新しています。

背景には、8月卸売物価指数(PPI)が予想を下回り前月比マイナスとなり、インフレ鈍化と利下げ観測が意識されたことがあると考えられます。
金利面では米10年債利回りが低下し、利回り曲線はフラットニング(平たん化)しています。

セクター別に見ると、11セクター中5セクターが上昇し、6セクターが下落しました。
騰落率ごとに見ると、エネルギーが+1.76%、情報技術が+1.76%、公益事業が+1.69%でした。
下落セクターのワースト3は、一般消費財が-1.58%、生活必需品が-1.06%、ヘルスケアが-0.91%でした。

全体としては、オラクル(ORCL)が前日比+35.94%、ブロードコム(AVGO)が+9.77%で指数を押し上げた展開でした。

個別銘柄では、エクソン・モービル(XOM)、シェブロン(CVX)、マイクロン・テクノロジー(MU)などが上昇。
アップル(AAPL)、アルファベット(GOOGL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、メタ・プラットフォームズ(META)、ウォルマート(WMT)などが下落しました。

本日(2025年9月11日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年9月11日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年9月11日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある実体の短い陽線を形成し、3日続伸となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
6500ポイント台の取引に留まりましたが、史上最高値を更新しました。
目先は、高値更新を伴う上昇が続くか、高値更新で上昇一服となるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばの上昇の後、後半は下落が進みましたが、始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
2日安値を底値とする切り上げを伴う上昇が続いています。
目先は、10日高値を超えて上昇トレンドが維持されるか、10日高値は超えられず反落するかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年9月11日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤からおおむねプラス圏で推移し、22時以降は上昇幅を縮小しました。
最終的に0.1%を超える水準で引け、プラス圏を維持しています。
主要3指数の中では最も大きな上昇率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年9月11日)の主な米国経済指標

11日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
11日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
11日(木)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
11日(木)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
11日(木)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
11日(木)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPI)(前月比)
11日(木)27:00(米国)8月月次財政収支

本日発表予定の経済指標はこちら

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Published by
OANDA Lab編集部

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所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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