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ナスダック100の振り返りと見通し:小売堅調でも様子見優勢。利下げ織り込みで上値重く推移(2025年9月17日)

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昨日(2025年9月16日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 24,274.25 24,285.2
前日比 -19.53(-0.08%) -1.8(-0.01%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年9月16日(火)のナスダック100は、前日比19.53ポイント安(-0.08%)の24,274.25ポイントで取引を終えました。

連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちの利益確定で小幅安となり、テックを含む成長株全体のリスク選好は抑制されました。
8月小売売上高は前月比+0.6%と市場予想を上回りましたが、市場反応は限定的でした。

ベッセント米財務長官は「0.25%の利下げは織り込まれている」「市場は年末までに合計0.75%の利下げを織り込んでいる」との旨を発言しています。

個別銘柄は、一部の大型テック株が下落しており、銘柄によって明暗が分かれました。

アップル(AAPL)、メタ・プラットフォームズ(META)、テスラ(TSLA)、ASMLホールディング(ASML)、インテル(INTC)などが上昇。
エヌビディア(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOGL)、ブロードコム(AVGO)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが下落しています。

全体としては、調整色がやや強まった展開でした。

本日(2025年9月17日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年9月17日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年9月17日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある実体の短い陽線を形成し、史上最高値を更新しました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
上昇が進み高値を更新したものの、24,000ポイント台の取引に留まりました。
目先は、25,000ポイントに向けて上昇が進むか、上昇一服となり反落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始から上昇が進んだ後、後半に下落しましたが始値を若干上回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
引いた目で見ると、2日安値を底値とする上昇が継続中です。
目先は、2日安値からの上昇が続くか、いったん反落を見せるかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年9月17日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は日中を通じて堅調に推移し、夕刻には+0.4%超まで上昇しました。
しかし18時以降は下落基調となり、日付が変わる頃にマイナス圏へと転じました。
その後は方向感を欠く展開で、最終的に0%付近で取引を終えています。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年9月17日)の主な米国経済指標

17日(水)21:30(米国)8月住宅着工件数(前月比)
17日(水)21:30(米国)8月住宅着工件数(年率換算件数)
17日(水)21:30(米国)8月建設許可件数(前月比)
17日(水)21:30(米国)8月建設許可件数(年率換算件数)
17日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
17日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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