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NYダウの振り返りと見通し:政府閉鎖懸念が意識される中、小幅続伸(2025年10月1日)

ニュース

昨日(2025年9月30日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 46,397.89 46,371.8
前日比 +81.82(+0.18%) +23.4(+0.05%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年9月30日(火)のNYダウは、前日比81.82ドル高(+0.18%)の46,397.89ドルで取引を終えました。

米政府機関閉鎖への警戒感から下落局面もあり、方向感に欠ける展開でした。
終盤にかけて押し目買いが入り、最終的には小幅ながら続伸して取引を終えた形です。

また、9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)が予想以上に低下し、景気の減速を示唆するとの受け止めもありました。
一方で、8月雇用動態調査(JOLTS)求人件数が小幅に増加しており、雇用の底堅さを示すデータも確認されています。

個別銘柄を見ると、ヘルスケアが力強く上昇した一方で、金融の下落が目立ちました。

エヌビディア(NVDA)、メルク(MRK)、アムジェン(AMGN)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、シスコ・システムズ(CSCO)などが上昇。
セールスフォース(CRM)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、アメリカン・エキスプレス(AXP)、ゴールドマン・サックス・グループ(GS)、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)などが下落しました。
特にメルク(MRK)は前日比+6.81%と高騰しています。

全体としては、構成銘柄の半数以上がプラス圏で終了しました。

本日(2025年10月1日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年10月1日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月1日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、3日続落後の3日続伸となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
小幅高ながら、前日29日とほぼ同じ値幅での取引に留まりました。
目先は、さらに上昇が進み年初来高値を更新するか、高値更新には至らず反落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始からジリ安が進んだ後、後半に反発して始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陰線と陽線が交互に現れて、ローソク足は平均足を上下しており、明確な方向性は出ていません。
23日高値から一段安の水準を中心とする値動きが続いています。
この水準での停滞がいつまで続くかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月1日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は0%付近で推移した後、夕刻から軟調な展開となりました。
おおむねマイナス圏での推移が続きましたが、終盤にやや持ち直しています。
最終的には主要3指数の中で最も小幅な上昇率となりました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月1日)の主な米国経済指標

1日(水)21:15(米国)9月ADP雇用統計(前月比)
1日(水)22:45(米国)9月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
1日(水)23:00(米国)9月ISM製造業景況指数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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