ユーロ/円見通し(為替/FX ニュース )：先週末のユーロ円は円安で173円台前半｜ユーロ圏PPIは市場予想よりも低い(2025年10月6日)

先週金曜日（2025年10月3日）のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は円安が優勢。

午前中は円安が進み、午後以降は方向感の乏しい展開でした。
ドル円が同様の動きを示しており、ユーロ円はドル円の影響を受けた模様です。
夜に大きく動く場面があったもののトレンドを形成せず、2日終値に比べて円安で取引を終えました。

なお、日本で失業率が発表され、市場予想よりも悪化しました。
また、ユーロ圏で卸売物価指数（PPI）が発表され、市場予想より低い結果でした。
これらに対して、発表直後のユーロ円は大きな反応を示していません。

4日（土）には石破首相の後継を選ぶ自民党の総裁選挙が実施され、高市氏が選ばれました。
本日のユーロ円は大きな上窓を開けて取引が始まっており、今後の値動きに注目です。

本日（2025年10月6日）のユーロ円チャートテクニカル分析

（チャートは2025年10月6日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、170円台半ばから177円付近にかけて、買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、172円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。

その一方、175円台前半から半ばにかけて、売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを狙った注文の模様です。
しかし、円高の範囲では、売り注文が薄いです。
積極的に売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2025年10月6日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、弱い逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2025年10月6日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨は円です。
円はマイナス圏で上下動し、本日朝にマイナス幅を大きく拡大しました。
ユーロはプラス圏で安定的に推移し、本日朝にプラス幅を広げています。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のユーロ円の注目材料

6日（月）18:00（ユーロ）8月小売売上高（前年同月比）
6日（月）18:00（ユーロ）8月小売売上高（前月比）
6日（月）26:00（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
7日（火）15:00（ドイツ）8月製造業新規受注（前年同月比）
7日（火）15:00（ドイツ）8月製造業新規受注（前月比）
7日（火）25:10（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
8日（水）8:50（日本）8月国際収支・貿易収支
8日（水）10:00（ニュージーランド）ニュージーランド準備銀行（ＲＢＮＺ、ＮＺ中央銀行）政策金利
8日（水）15:00（ドイツ）8月鉱工業生産（前年同月比）
8日（水）15:00（ドイツ）8月鉱工業生産（前月比）
8日（水）27:00（米国）米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨
9日（木）20:30（ユーロ）欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会議事要旨
10日（金）21:30（カナダ）9月失業率
10日（金）21:30（カナダ）9月新規雇用者数

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

---

本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

---