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S&P500の振り返りと見通し:決算シーズン前の様子見でハイテクに利益確定売り(2025年10月10日)

ニュース

昨日(2025年10月9日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6735.11 6742.8
前日比 -18.61(-0.28%) -23.0(-0.34%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月9日(木)のS&P500は、前日比18.61ポイント安(-0.28%)の6735.11ポイントで取引を終えました。
前日に史上最高値を更新した反動で、利益確定の売りが優勢となりました。

政府機関閉鎖が9日目に入り、長期化が懸念され、投資家の慎重姿勢が強まっています。
米国債利回りが小幅上昇し、金利敏感株に売りが広がりました。

決算シーズン入りを前に短期的な調整が行われた地合いでした。

セクター別に見ると、11セクター中10セクターが下落し、上昇したのは1セクターのみです。
下落セクターのワースト3は素材が-1.52%、資本財・サービスが-1.44%、エネルギーが-1.30%です。
上昇したのは生活必需品で+0.61%でした。

全体としては、弱含みの展開でした。

個別銘柄では、コストコ・ホールセール(COST)、オラクル(ORCL)、メタ・プラットフォームズ(META)、イーライ・リリー(LLY)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)などが上昇。
デル・テクノロジーズ(DELL)、ウーバー・テクノロジーズ(UBER)、アルファベット(GOOGL)、ダウ(DOW)、シェブロン(CVX)などが下落しました。

本日(2025年10月10日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年10月10日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月10日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲの長い陰線を形成し、6日から陽線と陰線が交互に現れています。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
上ヒゲ部分で史上最高値を更新しましたが、2日から6営業日続けて6700ポイント台に留まる状態です。
6700ポイント台を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

小幅な値動きの後、取引後半に大きく下落して始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
高値を更新したものの、6700ポイント台半ばの抵抗帯は機能する状態です。
目先は、抵抗帯を上抜けして上昇が加速するか、抵抗帯を割れて下落が進むかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月10日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は日中から夜にかけておおむね0%付近で横ばい推移しました。
22時以降に下落基調が強まりましたが、終盤にはやや持ち直す動きを見せています。
最終的に-0.34%と、主要3指数の中ではUS30に次ぐ下落率を記録しました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月10日)の主な米国経済指標

10日(金)23:00(米国)10月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

本日発表予定の経済指標はこちら

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Published by
OANDA Lab編集部

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