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S&P500の振り返りと見通し:米中対立再燃とVIX上昇が重荷となり小反落(2025年10月15日)

ニュース

昨日(2025年10月14日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6644.31 6650.6
前日比 -10.41(-0.16%) -5.8(-0.09%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月14日(火)のS&P500は、前日比10.41ポイント安(-0.16%)の6644.31ポイントで取引を終えました。
前日の大幅上昇による反動と、トランプ大統領の対中強硬姿勢が重しとなり、小幅反落しました。

銀行株をはじめとする金融セクターで好決算が目立ち序盤は上昇しましたが、米中貿易摩擦をめぐる報道を受け、終盤にかけて売りが優勢となりました。

他方、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を受けて、10月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が高まっています。

セクター別に見ると、11セクター中8セクターが上昇し、3セクターが下落しました。
上昇セクターのトップ3は生活必需品の+1.72%、資本財・サービスの+1.17%、金融の+1.12%です。
下落したのは情報技術が-1.59%、一般消費財が-0.26%、エネルギーが-0.07%でした。

全体としては、ハイテク株に大きく売りが出ています。

個別銘柄では、ウェルズ・ファーゴ(WFC)、アメリカン・エキスプレス(AXP)、コストコ・ホールセール(COST)、コカ・コーラ(KO)、ハネウェル・インターナショナル(HON)などが上昇。
ウエスタン・デジタル(WDC)、テスラ(TSLA)、オラクル(ORCL)、インテル(INTC)、アリスタ・ネットワークス(ANET)などが下落しました。

本日(2025年10月15日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年10月15日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下に長いヒゲのある実体が短い陰線を形成して、前日13日の上昇に対し反落しました。
平均足は陽連後の陰転2日目で、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
一時的に6500ポイント台まで下落したものの、6600ポイント台を回復して取引を終えました。
目先は、6600ポイント台の取引が続くか、6600ポイントを割れて下落が進むかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半の下落幅を後半の上昇で取り戻した後、若干反落して取引を終えました。
直近の平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
9日高値と10日安値の6割戻し付近が抵抗帯となりつつあります。
目先は、9日高値に向けて上昇進むか、反落し10日安値へ向かうかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月15日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は午前中に小幅高で推移しましたが、午後以降に下落基調を強め一時-1.3%超まで下落しました。
その後は反発に転じてプラス圏を回復したものの、取引終盤に再びマイナス圏に沈んでいます。
主要3指数の中ではUS100に次ぐ下落率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月15日)の主な米国経済指標

15日(水)21:30(米国)10月ニューヨーク連銀製造業景気指数
15日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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