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WTI原油見通し(市況ニュース):米中貿易摩擦への懸念が続き、原油価格は下落(2025年10月15日)

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昨日(2025年10月14日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:58.682(-0.969)<-1.62%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは売りが優勢で下落。

米中の通商摩擦が引き続き意識されたと報じられており、USOILの下落要因だった模様です。
中国は韓国造船の米国子会社に対して制裁を課すとしており、トランプ米大統領は中国との食用油取引の終了を検討中との内容が伝えられています。

なお、国際エネルギー機関(IEA)が原油見通しを発表し、今年から来年にかけて需給が緩むとの予測を示しました。
これも、価格下落要因だったと考えられます。

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年10月15日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年10月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲの長い陰線を形成し、下ヒゲ部分で直近安値を更新しました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
ローソク足の実体部分は10日の大幅安の値幅内に留まる形となりました。
10日の値幅を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから下落が進み、後半に反発しましたが、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
10日安値と14日安値でダブルボトム形成の可能性があります。
目先は、ダブルボトム形成による反発が生じるか、下落が続き14日安値を割れるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年10月10日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から4基減少し、418基でした。
2025年9月後半以降は420基台まで増加していましたが、直近は再び410基台まで減少しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年10月3日時点の原油在庫は前週比で371.5万バレルほど増加し、およそ4億2026万バレルです。
直近は2週連続で増加していますが、過去5年の平均を下回っています。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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