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NYダウの振り返りと見通し:地銀不安と景気後退懸念から2日続落(2025年10月17日)

ニュース

昨日(2025年10月16日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 45,952.24 45,960.0
前日比 -301.07(-0.65%) -351.5(-0.76%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月16日(木)のNYダウは、前日比301.07ドル安(-0.65%)の45,952.24ドルで取引を終えました。

地銀の信用不安が銀行株全体の売りを呼び、主要指数はそろって続落しました。

この日発表された10月フィラデルフィア連銀景況指数は-12.8と、予想の8.0を大幅に下回り、景気後退リスクが意識されています。

また、米政府機関の閉鎖は継続し、上院でつなぎ予算案が否決されています。

個別銘柄を見ると、金融や小売を中心に、多くの銘柄が下落しました。

セールスフォース(CRM)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、エヌビディア(NVDA)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、キャタピラー(CAT)などが上昇。
ビザ(V)、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)、アメリカン・エキスプレス(AXP)、ウォルマート(WMT)、ホーム・デポ(HD)などが下落しました。

全体としては、構成銘柄の半数以上で売り圧力が強まった展開です。

本日(2025年10月17日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年10月17日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月17日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成し、2日続落となりました。
平均足は陰線3日の後の陽線2日目で、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
13日から4日間、大きく下落した10日の値幅程度の取引に留まる状態です。
10日の値幅を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半の上昇の後、半ば以降は下落が進む1日となりました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
15日高値が基点となり下落が進みつつあります。
目先は、15日高値からの下落が続くか、反発して15日高値へ向かうかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月17日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は日中から夜にかけておおむね横ばいで推移しました。
しかし、日付が変わる頃から下落基調に転じ、終盤にかけて下げ幅を拡大しています。
最終的に-0.76%と、主要3指数の中ではUS500に次ぐ下落率となりました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月17日)の主な米国経済指標

17日(金)21:30(米国)9月住宅着工件数(前月比)
17日(金)21:30(米国)9月住宅着工件数(年率換算件数)
17日(金)21:30(米国)9月建設許可件数(前月比)
17日(金)21:30(米国)9月建設許可件数(年率換算件数)
17日(金)22:15(米国)9月鉱工業生産(前月比)
17日(金)29:00(米国)8月対米証券投資
17日(金)29:00(米国)8月対米証券投資(短期債除く)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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