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S&P500の振り返りと見通し:ハイテク株は軟調で横ばい推移。米中協議不透明感が重し(2025年10月22日)

ニュース

昨日(2025年10月21日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6735.35 6743.8
前日比 +0.22(0.00%) -6.8(-0.10%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月21日(火)のS&P500は、前日比0.22ポイント高(0.00%)の6735.35ポイントで取引を終えました。
高値圏で方向感の欠ける値動きとなりました。

消費や産業関連の好決算でNYダウは上昇しましたが、ハイテク関連は軟調でS&P500は小幅反落と、指数間で明暗が分かれました。
ハイテク株は前日までの買い戻しが一巡し、利益確定売りが優勢になっています。

また、トランプ大統領が中国の習近平国家主席との会談の実現は保証できないと発言し、米中貿易摩擦懸念が再燃しています。

セクター別に見ると、11セクター中3セクターが上昇し、8セクターが下落しました。
上昇したセクターは一般消費財が+1.32%、資本財・サービスが+0.88%、ヘルスケアが+0.21%です。
下落セクターのワースト3は公益事業が-0.99%、コミュニケーション・サービスが-0.85%、素材が-0.70%でした。

全体としては、下落セクターの方が多いものの、指数としてはわずかに上昇しました。

個別銘柄では、ゼネラル・モーターズ(GM)、スリーエム(MMM)、セールスフォース(CRM)、メルク(MRK)、インテュイティブ・サージカル(ISRG)などが上昇。
フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、アップロビン(APP)、ブロードコム(AVGO)、オラクル(ORCL)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)などが下落しました。

本日(2025年10月22日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年10月22日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月22日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成し、2営業日続伸後の小幅反落となりました。
平均足は陽転2日目でローソク足は平均足を上抜けしており、上昇トレンドを開始しつつあります。
高値のある6700ポイント台を小幅に下落しました。
目先は、高値更新に向け6700ポイント台を上昇するか、反落し6700ポイントを割れるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

6700ポイント台半ばを小幅に上下して、始値を若干下回る水準で取引を終えました。
直近の平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
10日安値と17日安値によるダブルボトム形成後の上昇が続いています。
目先は、ダブルボトム形成による上昇が続くか、反落し10日安値を目指すかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月22日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から軟調に推移し、夕刻にかけて下げ幅を広げました。
22時以降は大きく上下する展開となり、最終的に-0.10%で取引を終えています。
主要3指数の中ではUS100に次ぐ下落率を示しました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月22日)の主な米国経済指標

22日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数(前週比)

本日発表予定の経済指標はこちら

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Published by
OANDA Lab編集部

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