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ナスダック100の振り返りと見通し:米中貿易摩擦再燃でハイテク株中心に売り先行(2025年10月23日)

ニュース

昨日(2025年10月22日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 24,879.01 24,913.2
前日比 -248.12(-0.99%) -223.2(-0.89%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月22日(水)のナスダック100は、前日比248.12ポイント安(-0.99%)の24,879.01ポイントで取引を終えました。

トランプ大統領が中国へのソフトウェア輸出規制を検討しているとの報道を受け、ハイテクセクター全体が売り優勢となりました。
直近で上昇が先行していたAIやメガテックを中心に、利益確定売りが出やすい地合いでした。

ただし決算シーズン全体の評価は良好であり、再び押し目買いが入りやすい構図も保たれていると考えられます。

個別銘柄は、半導体関連を中心に、構成銘柄の大半が下落しました。

マイクロソフト(MSFT)、アップロビン(APP)、コストコ・ホールセール(COST)、アルファベット(GOOGL)、インテュイティブ・サージカル(ISRG)などが上昇。
マーベル・テクノロジー(MRVL)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、インテル(INTC)、ラム・リサーチ(LRCX)、ネットフリックス(NFLX)などが下落しました。
注目はインテュイティブ・サージカル(ISRG)で、多くの銘柄が下落している中で前日比+13.89%と大きく上昇しています。

全体としては下落優勢の展開でした。

本日(2025年10月23日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年10月23日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月23日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陰線を形成し、2日続落となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
10月9日高値と21日高値でダブルトップの形成を始めています。
目先は、ダブルトップ形成による下落が進むか、高値更新に向けて反発するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから下落が進んだ後、若干反発したものの始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
10月の高値圏から下落が進む形となりました。
目先は、10月高値圏からの下落が続くか、反発して再度10月高値圏を回復するかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月23日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から方向感に欠ける動きで、0%を上下する展開となりました。
22時以降に下落基調を強め、一時-1.75%超まで下げましたが、その後は切り返して下げ幅を縮小しています。
最終的に-0.89%で取引を終え、主要3指数の中ではUS30に次ぐ下落率を示しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月23日)の主な米国経済指標

23日(木)23:00(米国)9月中古住宅販売件数(前月比)
23日(木)23:00(米国)9月中古住宅販売件数(年率換算件数)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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