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S&P500の振り返りと見通し:貿易協議進展と利下げ期待により最高値更新(2025年10月28日)

ニュース

昨日(2025年10月27日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6875.16 6888.4
前日比 +83.47(+1.23%) +89.8(+1.32%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月27日(月)のS&P500は、前日比83.47ポイント高(+1.23%)の6875.16ポイントで取引を終えました。

米中貿易合意への期待感が高まり、市場は強含みの展開となりました。
連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待も、追い風となっています。

ハイテク企業を中心としたグロース株がけん引し、指数は史上最高値を更新しました。
今週は大手ハイテクの決算発表が続くことから、決算期待が優勢になっていると考えられます。

セクター別に見ると、11セクター中9セクターが上昇し、2セクターが下落しました。
上昇したセクターのトップ3はコミュニケーション・サービスが+2.30%、情報技術が+2.02%、一般消費財が+1.53%です。
下落したのは生活必需品が-0.27%、素材が-0.25%でした。

全体としては、コミュニケーション・サービスと情報技術の上昇が目立ちました。

個別銘柄では、クアルコム(QCOM)、アルファベット(GOOGL)、ブロードコム(AVGO)、ラム・リサーチ(LRCX)、アップロビン(APP)などが上昇。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、オラクル(ORCL)、ダナハー(DHR)、アルトリア・グループ(MO)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)などが下落しました。

本日(2025年10月28日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年10月28日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月28日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は陽線を形成し、3営業日続伸となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
史上最高値を更新しましたが、6900ポイントには届きませんでした。
目先は、6900ポイント到達に向けて上昇するか、6800ポイント台での取引が続くかに注目です。

<1時間足チャート分析>

上窓を開けて取引を開始した後、終日ジリ高が進みました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
取引後半に特に上昇が加速しています。
目先は、窓開け後の上昇が続くか、窓埋めに向けて反落するかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月28日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は取引開始直後からプラス圏で推移し、堅調な展開が続きました。
その後も上昇基調を維持し、終盤にかけて緩やかに上げ幅を広げています。
最終的に+1.32%で取引を終え、US100に次ぐ上昇率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月28日)の主な米国経済指標

28日(火)22:00(米国)8月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
28日(火)23:00(米国)10月リッチモンド連銀製造業指数
28日(火)23:00(米国)10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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