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ナスダック100の振り返りと見通し:FOMC利下げ決定とエヌビディア時価総額5兆ドル到達が追い風(2025年10月30日)

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昨日(2025年10月29日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 26,119.85 26,114.3
前日比 +107.69(+0.41%) +53.4(+0.20%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月29日(水)のナスダック100は、前日比107.69ポイント高(+0.41%)の26,119.85ポイントで取引を終えました。

連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが決定し、ハイテク分野に資金流入が継続しました。
ただし、パウエル議長が記者会見で12月の利下げは確実ではないとの慎重姿勢を示したことで追加利下げ観測が後退し、指数の上値は抑えられました。

市場ではエヌビディア(NVDA)の時価総額が5兆ドル台に達したことが好材料となり、半導体株などが上昇しました。
また、大型テックの決算を目前に控えており、主力企業への期待感が持続しています。

個別銘柄は、半導体やAI関連が指数をけん引しました。

エヌビディア(NVDA)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、ラム・リサーチ(LRCX)、マイクロン・テクノロジー(MU)などが上昇。
アドビ(ADBE)、アーム・ホールディングスADR(ARM)、クアルコム(QCOM)、TモバイルUS(TMUS)、ペプシコ(PEP)などが下落しました。

全体としては、半導体やAI関連が買われている一方、構成銘柄の半数以上は下落しています。

本日(2025年10月30日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年10月30日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、5営業日続伸となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
27日の窓開けを伴う上昇がその後も続いており、史上最高値を更新しました。
高値更新を伴う上昇がいつまで続くかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半からジリ高が進んだ後、後半に乱高下しましたが始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連後に陰転し、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
一時的に26,000ポイントを割れましたが、26,000ポイント台で上昇が進みました。
目先は、26,000ポイント台の上昇が続くか、反落して26,000ポイントを割れるかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月30日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から堅調に推移し、17時頃に+0.5%超まで上昇しました。
その後は方向感に欠ける展開が続きましたが、終盤にかけて乱高下しています。
最終的に+0.20%で取引を終え、主要3指数の中では唯一プラス圏を維持しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月30日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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