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S&P500の振り返りと見通し:FOMC利下げもパウエル会見で楽観後退。値下がり優勢で足踏み(2025年10月30日)

ニュース

昨日(2025年10月29日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6890.59 6894.2
前日比 -0.30(-0.00%) -8.8(-0.13%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月29日(水)のS&P500は、前日比0.30ポイント安(-0.00%)の6890.59ポイントで取引を終えました。

連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが決定されたものの、パウエル議長会見で12月の追加利下げに慎重な姿勢が示されました。
市場では金融緩和期待がやや後退し、指数は方向感の乏しい展開となりました。

CMEのFedWatchツールでは、12月利下げ確率は90%超から60%台へ後退しています。
米国債利回りは上昇し、リスク資産を買い進める姿勢が抑えられる構図となりました。

セクター別に見ると、11セクター中4セクターが上昇し、7セクターが下落しました。
上昇したセクターのトップ3は情報技術が+1.05%、コミュニケーション・サービスが+1.05%、エネルギーが+0.80%です。
下落のワースト3は不動産が-2.66%、生活必需品が-2.00%、素材が-1.79%でした。

全体としては、ハイテクや通信関連は上昇した一方で、ディフェンシブ関連は軟調でした。

個別銘柄では、アルファベット(GOOGL)、ブロードコム(AVGO)、エクソン・モービル(XOM)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、シェブロン(CVX)などが上昇。
イーライ・リリー(LLY)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、マスターカード(MA)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、ホーム・デポ(HD)などが下落しました。

本日(2025年10月30日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年10月30日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成し、4営業日続伸後の反落となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
上ヒゲ部分で史上最高値を更新しましたが、6900ポイントを割れて取引を終えました。
目先は、6900ポイント割れ後の下落が進むか、反発して節目価格7000ポイントを目指すかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半からジリ高が進んだ後、後半に乱高下して、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連後に陰転し、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
27日の窓開けから続く上昇が、若干反落する形となりました。
目先は、窓開け後の上昇を再開するか、反落が続き窓埋めへ向かうかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月30日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤からプラス圏を維持し、+0.2%付近を中心に上下する展開が深夜まで続きました。
終盤にかけては激しい値動きとなり、一時-0.6%近くまで急落しましたが、すぐに反発しています。
最終的に-0.13%で取引を終え、主要3指数の中ではUS30に次ぐ下落率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月30日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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