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S&P500の振り返りと見通し:決算好調を支えに小幅上昇も先行き警戒感強まる(2025年11月4日)

ニュース

昨日(2025年11月3日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6851.97 6862.8
前日比 +11.77(+0.17%) +14.0(+0.20%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月3日(月)のS&P500は、前日比11.77ポイント高(+0.17%)の6851.97ポイントで取引を終えました。

企業決算の好調な内容が支えとなり、上昇基調を維持しました。
また、アマゾン・ドット・コム(AMZN)とOpenAIとの提携が好感され、主要なハイテク銘柄に資金が流入しています。

一方、利下げ観測が後退したことでリスク資産全体の上値を抑える構図が見られました。
また、米政府機関の閉鎖が記録的な長さとなっていることも、懸念材料としてくすぶっています。

セクター別に見ると、11セクター中4セクターが上昇し、7セクターが下落しました。
上昇したセクターのトップ3は一般消費財が+1.70%、情報技術が+0.39%、ヘルスケアが+0.13%です。
下落のワースト3は素材が-0.56%、生活必需品が-0.47%、金融が-0.43%でした。

全体としては、一般消費財がけん引し、構成銘柄はわずかに上昇しています。

個別銘柄では、マイクロン・テクノロジー(MU)、イーライ・リリー(LLY)、インタラクティブ・ブローカーズ・グループ(IBKR)、ウーバー・テクノロジーズ(UBER)、ラム・リサーチ(LRCX)などが上昇。
アッヴィ(ABBV)、シェブロン(CVX)、ブロードコム(AVGO)、オラクル(ORCL)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)などが下落しました。

本日(2025年11月4日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月4日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月4日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、3日続落後の反発となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
小幅に上昇したものの、下落した前営業日31日の値幅内の値動きに留まりました。
31日の値幅を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばの上昇の後に反落しましたが、始値を若干上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽線と陰線が交互に現れて、ローソク足と平均足が絡み合っており、明確な方向性は出ていません。
10月30日以降、6800ドル台前半が支持帯として機能する状態です。
目先は、支持帯からの反発を見せるか、支持帯割れに向けて下落が進むかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月4日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤からプラス圏で上下する展開で、23時頃には+0.5%超まで上昇しました。
その後は急落してマイナス圏に沈みましたが、すぐに切り返して再びプラス圏を回復しています。
最終的に+0.20%で取引を終え、主要3指数の中ではUS100に次ぐ上昇率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月4日)の主な米国経済指標

4日(火)24:00(米国)9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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