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ナスダック100の振り返りと見通し:ADP雇用統計好調が追い風となりハイテク株に買い戻し(2025年11月6日)

ニュース

昨日(2025年11月5日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 25,620.03 25,638.8
前日比 +184.33(+0.72%) +159.8(+0.63%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月5日(水)のナスダック100は、前日比184.33ポイント高(+0.72%)の25,620.03ポイントで取引を終えました。

前日の大幅下落から反発し、ハイテク株を中心に買い戻しが見られました。
AI関連株の調整は続いたものの、過度な警戒感は後退していると考えられます。

10月ADP雇用統計が予想を上回り、景気の底堅さが意識されました。
また、10月ISM非製造業景況指数も予想を上回り、サービス業を中心とした経済の堅調さも確認されています。

個別銘柄は半導体関連を中心に上昇したものの、銘柄によって明暗が分かれました。

マイクロン・テクノロジー(MU)、マーベル・テクノロジー(MRVL)、ラム・リサーチ(LRCX)、インテル(INTC)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが上昇。
エヌビディア(NVDA)、ブッキング・ホールディングス(BKNG)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、アストラゼネカ(AZN)、アーム・ホールディングスADR(ARM)などが下落しました。
特に、マイクロン・テクノロジー(MU)は前日比+8.93%、マーベル・テクノロジー(MRVL)が+6.06%と大幅に上昇しています。

全体としては、半導体・電子系を中心に買い戻しが活発化した展開でした。

本日(2025年11月6日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年11月6日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月6日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、10月31日から陰線と陽線が交互に現れています。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
前日4日は25,000ポイント台を下落しましたが、5日は25,000ポイント台を上昇しました。
目先は、26,000ポイントに向けて上昇が続くか、25,000ポイント割れに向け反落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半の下落後、半ば以降は上昇が進み始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上にあり、買い優勢を示唆しています。
10月30日高値を天井とする下落が進んでいます。
目先は、30日高値からの下落が続くか、反発して30日高値へ向かうかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月6日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は午前中に下げ幅を広げ、一時−1.0%超まで下落しました。
その後もマイナス圏での推移が続きましたが、20時以降に上昇基調へ転じてプラス圏を回復し、深夜にかけて上昇幅を拡大しています。
最終的に+0.63%で取引を終え、主要3指数の中では最も大きな上昇率を記録しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月6日)の主な米国経済指標

6日(木)21:30(米国)10月チャレンジャー人員削減数(前年比)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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