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S&P500の振り返りと見通し:経済指標好調でハイテク買い戻し。好決算も支援材料に(2025年11月6日)

ニュース

昨日(2025年11月5日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6796.29 6809.2
前日比 +24.74(+0.37%) +23.0(+0.34%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月5日(水)のS&P500は、前日比24.74ポイント高(+0.37%)の6796.29ポイントで取引を終えました。

ハイテク株に買い戻しが入り、前日の大幅下落から反発しました。
この日発表された10月ADP雇用統計および10月ISM非製造業景況指数が予想を上回り、経済の堅調さが見られたことが支援材料となったと考えられます。

また、マクドナルド(MCD)など主要企業の決算が好感され、広範な銘柄に買いが入りました。

セクター別に見ると、11セクター中8セクターが上昇し、3セクターが下落しました。
上昇したセクターのトップ3はコミュニケーション・サービスが+1.63%、一般消費財が+1.12%、素材が+0.54%です。
下落したのは生活必需品が-0.25%、情報技術が-0.08%、不動産が-0.06%でした。

全体としては、多くのセクターで買いの勢いが強まった展開です。

個別銘柄では、クアルコム(QCOM)、アルファベット(GOOGL)、ブロードコム(AVGO)、アプライド・マテリアルズ(AMAT)、テスラ(TSLA)などが上昇。
ホーム・デポ(HD)、ウーバー・テクノロジーズ(UBER)、デル・テクノロジーズ(DELL)、ウォルマート(WMT)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)などが下落しました。

本日(2025年11月6日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月6日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月6日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成しましたが、下ヒゲ部分で直近安値を更新しました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
前日4日に6700ポイント台まで下落しましたが、5日は上昇し6800ポイント台を回復しています。
目先は、6800ポイント台の中で上昇が進むか、反落し再度6800ポイントを割れるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半の下落後、半ば以降は上昇が進み始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
30日高値と5日安値の間の半値戻しを達成しています。
目先は、半値戻し後も上昇が続くか、反落し5日安値へ向かうかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月6日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から軟調な展開となり、一時−0.8%超まで下落しました。
その後もマイナス圏での推移が続きましたが、20時以降に上昇基調を強めてプラス圏に転じ、深夜にかけて上げ幅を広げています。
最終的に+0.34%で取引を終え、主要3指数の中では最も小幅な上昇率に留まりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月6日)の主な米国経済指標

6日(木)21:30(米国)10月チャレンジャー人員削減数(前年比)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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