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ナスダック100の振り返りと見通し:人員削減急増と雇用不安でテック売り再燃(2025年11月7日)

ニュース

昨日(2025年11月6日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 25,130.04 25,226.4
前日比 -489.99(-1.91%) -412.4(-1.61%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月6日(木)のナスダック100は、前日比489.99ポイント安(-1.91%)の25,130.04ポイントで取引を終えました。

前日は好決算や堅調な経済指標を背景に上昇していましたが、その反動としてハイテク株を中心に戻り売りに押される地合いとなりました。
ハイテク株への売りが相場の重しとなり、主要指数はそろって大幅反落しています。

チャレンジャー社の調査によると、10月の人員削減数が前年同月比で2.8倍に増加し、労働市場の減速懸念が再び高まっています。

個別銘柄は、主力ハイテク株を中心とした多くの銘柄に調整が入り、特にAI・半導体・クラウド関連の下落が目立ちました。

アストラゼネカ(AZN)、アップロビン(APP)、マーベル・テクノロジー(MRVL)、マイクロン・テクノロジー(MU)、アルファベット(GOOGL)などが上昇。
エヌビディア(NVDA)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、ショッピファイ(SHOP)、テスラ(TSLA)などが下落しました。
特に、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は前日比-7.27%、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)は-6.84%と大幅に下落しています。

全体としては、構成銘柄の8割以上がマイナス圏で取引を終えています。

本日(2025年11月7日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年11月7日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は陰線を形成し、10月31日から陰線と陽線が交互に現れています。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
6日は下落しましたが、上昇した前日5日と同等の値幅となりました。
目先は、6日安値を割れて下落が進むか、5日高値を突破して上昇するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半から下落が進み、半ば以降に下落が加速して取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足は平均足の下にあり、売り優勢を示しています。
5日安値と6日安値でダブルボトム形成の可能性があります。
目先は、ダブルボトム形成による上昇が進むか、6日安値を割れて下落が続くかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月7日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から軟調に推移し、夜にかけて0%を上下する展開となりました。
22時以降に大きく急落し、一時-2.0%付近まで下げ幅を広げ、その後もマイナス圏で推移しました。
最終的に-1.61%で取引を終え、主要3指数の中では最も大きな下落率を記録しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月7日)の主な米国経済指標

7日(金)24:00(米国)11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

本日発表予定の経済指標はこちら

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Published by
OANDA Lab編集部

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