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S&P500の振り返りと見通し:雇用市場悪化でリスク回避姿勢強まり大幅下落(2025年11月7日)

ニュース

昨日(2025年11月6日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6720.32 6747.4
前日比 -75.97(-1.12%) -61.8(-0.91%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月6日(木)のS&P500は、前日比75.97ポイント安(-1.12%)の6720.32ポイントで取引を終えました。

AI関連銘柄の売り圧力が強まり、大幅下落しました。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大きく下げ、半導体セクターの弱さが目立っています。

チャレンジャー社の調査で10月人員削減数が2003年以来の高水準となったことが報じられ、景気減速の懸念が再び強まりました。
投資家の恐怖心理を表すVIX指数は上昇し、市場の不安感の高まりを示しています。

セクター別に見ると、11セクター中9セクターが下落し、上昇したのは2セクターです。
下落したセクターの上位は一般消費財が-2.50%、情報技術が-2.00%、コミュニケーション・サービスが-0.67%でした。
上昇したのはエネルギーが+0.87%、ヘルスケアが+0.19%です。

全体としては、リスクオフムードが強まりました。

個別銘柄では、イーライ・リリー(LLY)、アッヴィ(ABBV)、エクソン・モービル(XOM)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)などが上昇。
クアルコム(QCOM)、インテル(INTC)、メタ・プラットフォームズ(META)、オラクル(ORCL)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが下落しました。

本日(2025年11月7日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月7日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成し、10月31日から陰線と陽線が交互に現れています。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
緩やかな下落とともに、4日から安値の更新が続いています。
目先は、安値更新を伴う下落が続くか、反発して安値更新が止まるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばに大きく下落が進み、若干反発しましたが始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足は平均足の下にあり、売り優勢を示しています。
引いた目で見ると、10月30日高値から切り下げを伴う下落が進んでいます。
目先は、30日高値からの下落が続くか、いったん反発を見せるかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月7日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から方向感に乏しい展開で、夜にかけて0%付近を推移しました。
22時過ぎに急落し、一時-1.3%付近まで下げ幅を広げ、その後もマイナス圏での推移が続きました。
最終的に-0.91%で取引を終え、主要3指数の中ではUS100に次ぐ下落率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月7日)の主な米国経済指標

7日(金)24:00(米国)11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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