先週金曜日(2025年11月7日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円安が優勢。
午前中は横ばいで推移し、午後以降は円安で取引されました。
ドル円は方向感が乏しかったのに対してユーロドルが上昇しており、これを反映したと考えられます。
なお、ドイツで貿易収支が発表され、黒字幅は市場予想よりも小幅に留まりました。
これに対して、ユーロ円は特段の反応を示していません。
また、高市首相が発言し、単年度のプライマリーバランス黒字化の考え方を取り下げる旨を示しています。
本日(2025年11月10日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月10日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、174円台後半から179円台半ばにかけて、買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、176円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
その一方、175円台後半から179円台半ばにかけて、売り注文を確認できます。
現在値を挟んで上下に幅広く注文が出されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、178円台前半の売り注文が特に厚いです。
やや弱いレジスタンスライン付近で発注されており、これを狙った注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年11月10日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのはポンド円とユーロドルです。
相関関係だったのは、ドル円、豪ドル円、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年11月10日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨は円です。
円はゼロを挟んで上下動し、夜以降にマイナス幅を拡大しました。
ユーロはゼロ付近で推移し、夜にプラス幅を広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
11日(火)8:50(日本)9月国際収支・貿易収支
11日(火)19:00(ドイツ)11月ZEW景況感調査(期待指数)
11日(火)19:00(ユーロ)11月ZEW景況感調査
12日(水)16:00(ドイツ)10月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
12日(水)16:00(ドイツ)10月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
13日(木)16:00(英国)7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
13日(木)16:00(英国)7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
13日(木)16:00(英国)9月月次国内総生産(GDP)(前月比)
13日(木)19:00(ユーロ)9月鉱工業生産(前年同月比)
13日(木)19:00(ユーロ)9月鉱工業生産(前月比)
13日(木)22:30(米国)10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
13日(木)22:30(米国)10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
13日(木)22:30(米国)10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
13日(木)22:30(米国)10月消費者物価指数(CPI)(前月比)
14日(金)19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
14日(金)19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前期比)
14日(金)22:30(米国)10月小売売上高(前月比)
14日(金)22:30(米国)10月小売売上高(除自動車)(前月比)
14日(金)25:00(ロシア)7-9月期実質国内総生産(GDP、速報値)(前年比)
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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