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ナスダック100の振り返りと見通し:AIバブル懸念が強まりハイテク株に利益確定売り広がる(2025年11月10日)

ニュース

先週金曜日(2025年11月7日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 25,059.81 25,138.2
前日比 -70.19(-0.28%) -88.2(-0.35%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月7日(金)のナスダック100は、前日比70.19ポイント安(-0.28%)の25,059.81ポイントで取引を終えました。

ハイテク株を中心とした調整が続き、全体として軟調な推移となりました。
週足ベースで陰線を形成し、これまで3週間続いた上昇トレンドから反落しています。

政府閉鎖問題を巡る協議進展の報道により下げ幅を縮小する場面があったものの、ハイテク株の戻りは限定的となりました。
AIバブルへの警戒が市場全体に広がっています。

個別銘柄は、テック関連は銘柄によって方向感が分かれましたが、小売や非耐久消費財などは底堅い展開でした。

TモバイルUS(TMUS)、インテル(INTC)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、ペプシコ(PEP)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)などが上昇。
テスラ(TSLA)、アルファベット(GOOGL)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、ラム・リサーチ(LRCX)、ASMLホールディング(ASML)などが下落しました。

全体としては、構成銘柄の半数以上がプラス圏の一方、指数自体はマイナス圏で取引を終えています。

本日(2025年11月10日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年11月10日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月10日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲの長い陰線を形成し、2日続落となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足は平均足を下抜けしており、トレンド転換を示唆しています。
一時的に24,000ポイント台まで下落しましたが、反発して25,000ポイントを回復して取引を終えました。
目先は、再度下落が進み24,000ポイント台へ向かうか、反発が続き25,000ポイント台を上昇するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから下落が進み、後半に反発しましたが始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足は平均足の上にあり、トレンド転換を示唆しています。
引いた目で見ると、10月22日安値付近に反応する形で、取引後半の反発が進みました。
目先は、22日安値が支持帯となり上昇が進むか、22日安値割れに向けて反落するかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月10日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から軟調に推移し、18時以降に下落基調を強めました。
深夜に一時-2.3%超まで下げ幅を広げたものの、終盤にかけて急速に反発しています。
最終的に-0.35%で取引を終え、主要3指数の中で最も大きな下落率を記録しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月10日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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