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S&P500の振り返りと見通し:政府閉鎖終結観測が追い風。AI関連株が相場を押し上げる(2025年11月11日)

ニュース

昨日(2025年11月10日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6832.43 6840.2
前日比 +103.63(+1.54%) +94.4(+1.40%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月10日(月)のS&P500は、前日比103.63ポイント高(+1.54%)の6,832.43ポイントで取引を終えました。

米政府機関閉鎖が近く解除されるとの観測が強まり、市場全体にリスク選好が広がりました。
取引序盤から買いが優勢となり、終盤にも上値を伸ばして取引を終えました。

AI関連銘柄や半導体株が上昇を主導し、主要指数はそろって大幅上昇しています。
前週まで調整色が強まっていたなかで、ハイテク株の底堅さが確認されました。

セクター別に見ると、11セクター中8セクターが上昇し、下落したのは3セクターのみです。
上昇したセクターの上位は情報技術が+2.68%、コミュニケーション・サービスが+2.53%、一般消費財が+1.49%でした。
下落したのは生活必需品が-0.34%、不動産が-0.14%、公益事業が-0.12%です。

全体としては、情報技術やコミュニケーション・サービスが大きく上昇しています。

個別銘柄では、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、イーライ・リリー(LLY)、アップロビン(APP)、ラム・リサーチ(LRCX)、テスラ(TSLA)などが上昇。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、アボット・ラボラトリーズ(ABT)、アッヴィ(ABBV)などが下落しました。

本日(2025年11月11日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月11日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月11日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、2営業日続伸となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
6700ポイント台から6800ポイント台へ上昇が進みました。
目先は、6900ポイント台にある高値を目指して上昇が続くか、反落して6700ポイント台へ戻るかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半からジリ高が進み、後半に上昇が加速して取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
11月7日安値を底値に急速な上昇が進んでいます。
目先は、7日安値からのスピードを伴う上昇が続くか、いったん反落するかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月11日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から底堅く推移し、夜にかけて緩やかに上昇する展開が続きました。
日付が変わってから一時的に下押しする場面もありましたが、深夜以降は再び上昇基調を強め、終盤にかけて上げ幅を広げています。
最終的に+1.40%で取引を終え、主要3指数の中ではUS100に次ぐ上昇率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月11日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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