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S&P500の振り返りと見通し:政府再開期待継続で底堅く推移もテックは軟調(2025年11月12日)

ニュース

昨日(2025年11月11日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6846.61 6856.8
前日比 +14.18(+0.21%) +16.6(+0.24%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月11日(火)のS&P500は、前日比14.18ポイント高(+0.21%)の6846.61ポイントで取引を終えました。

米連邦議会上院は11月10日に政府機関閉鎖解除に向けたつなぎ予算案を可決し、下院でも週内に採決される見通しとなりました。
米政府機関閉鎖の終結が近いとの観測が強まる中で下落から持ち直し、終盤にかけて底堅く推移しました。

ハイテク株は売りが先行したものの、ヘルスケアやエネルギーといったディフェンシブセクターが相対的に堅調でした。

セクター別に見ると、11セクター中10セクターが上昇し、下落したのは1セクターのみです。
上昇したセクターのトップ3はヘルスケアが+2.33%、エネルギーが+1.29%、生活必需品が+1.20%でした。
下落したのは情報技術で、-0.72%です。

全体としては、ヘルスケアが強く買われ、情報技術が軟調でした。

個別銘柄では、イーライ・リリー(LLY)、アッヴィ(ABBV)、エクソン・モービル(XOM)、ファイザー(PFE)、マクドナルド(MCD)などが上昇。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、オラクル(ORCL)、ブロードコム(AVGO)、テスラ(TSLA)、インテル(INTC)などが下落しました。

本日(2025年11月12日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月12日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月12日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陽線を形成し、3営業日続伸となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
11日は6800ポイント台の中での上昇が進みました。
目先は、高値更新に向けて上昇が続くか、6800ポイント台を超えられず反落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半からジリ安が進んだ後、後半に上昇して始値を上回る水準で取引を終えました。
直近の平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
10月30日高値と11月7日安値の7割戻しを達成しています。
目先は、7割戻し後も上昇が続き30日高値を目指すか、7割戻し後は反落が進むかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月12日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤に小幅なプラス圏で推移した後、午後以降は下落基調に転じて下げ幅を拡大しました。
日付が変わる頃には一時-0.4%付近まで下げましたが、その後は切り返してプラス圏を回復しています。
最終的に+0.24%で取引を終え、主要3指数の中ではUS30に次ぐ上昇率を示しました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月12日)の主な米国経済指標

12日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数(前週比)

本日発表予定の経済指標はこちら

OANDA CFD
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Published by
OANDA Lab編集部

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