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ナスダック100の振り返りと見通し:政府再開も利下げ観測後退でハイテク株に売り圧力(2025年11月14日)

ニュース

昨日(2025年11月13日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 24,993.46 25,014.8
前日比 -523.87(-2.05%) -538.8(-2.11%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月13日(木)のナスダック100は、前日比523.87ポイント安(-2.05%)の24,993.46ポイントで取引を終えました。

トランプ大統領が政府機関の閉鎖を終結させるつなぎ予算案に署名し、史上最長の政府閉鎖が終了しました。
ただし、市場ではこの材料が織り込まれていたとの見方から、材料出尽くし感が意識され、利益確定売りが続きました。

また、連邦準備制度理事会(FRB)高官から利下げに慎重な発言が続き、12月利下げの期待が後退し、市場の重荷となっています。

個別銘柄は、半導体などのテック関連を中心に、多くの銘柄が下落しました。

シスコ・システムズ(CSCO)、コストコ・ホールセール(COST)、アストラゼネカ(AZN)、TモバイルUS(TMUS)、メタ・プラットフォームズ(META)などが上昇。
テスラ(TSLA)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、インテル(INTC)、ラム・リサーチ(LRCX)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが下落しました。
特に、テスラ(TSLA)は前日比-6.64%、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)は-6.53%と大きく下落しています。

全体としては、構成銘柄の約8割がマイナス圏で取引を終えています。

本日(2025年11月14日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年11月14日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月14日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成し、3日続落となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
25,000ポイント台の中で下落が進み、一時的に25,000ポイントを割りました。
目先は、25,000ポイントを割れて下落が続くか、25,000ポイントは維持され反発するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半の小幅高の後、半ば以降は下落が進み始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
11月7日安値から急速に上昇した後、反落し再度7日安値へ向かっています。
目先は、7日安値まで下落が進むか、7日安値には至らず反発するかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月14日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から夜にかけて0%付近でのレンジ推移が続き、方向性を欠く展開となりました。
21時30分以降は下落基調が鮮明となり、早朝には-2.3%超まで下げ幅を拡大しています。
最終的に-2.11%で取引を終え、主要3指数の中では最も大きな下落率を記録しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月14日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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