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ナスダック100の振り返りと見通し:雇用統計引き金に利下げ期待後退。ハイテク株が急落(2025年11月21日)

ニュース

昨日(2025年11月20日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 24,054.38 24,024.6
前日比 -586.14(-2.38%) -875.1(-3.51%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月20日(木)のナスダック100は、前日比586.14ポイント安(-2.38%)の24,054.38ポイントで取引を終えました。

取引序盤は上昇でスタートしたものの、その後は一転して全面安の展開となりました。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅下落し、ハイテク株の割高感が意識されています。

発表が遅れていた9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を上回った一方で失業率が上昇し、年内の追加利下げ期待が後退しました。
投資家心理を表すVIX指数は急騰し、先行き不透明感が広がっていることを示しています。

個別銘柄は、半導体銘柄を中心に、多くのテック株が下落しました。

リジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN)、コストコ・ホールセール(COST)、バーテックス・ファーマシューティカルズ(VRTX)、クラフト・ハインツ(KHC)、GEヘルスケア・テクノロジーズ(GEHC)などが上昇。
マイクロン・テクノロジー(MU)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、マーベル・テクノロジー(MRVL)、インテル(INTC)などが下落しました。

全体としては、構成銘柄の9割近くがマイナス圏で取引を終えています。

本日(2025年11月21日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年11月21日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月21日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上ヒゲのある陰線を形成し、上昇した前日19日の値幅を上回る下落となりました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
20日は下落により10月安値近くで取引を終えました。
目先は、10月安値を割れて下落が加速するか、10月安値は割れずに反発するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半に大きく上昇した後、後半に急落し始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
20日の下落で、切り下げを伴う下落を再開する形となりました。
目先は、切り下げとともに下落が続くか、20日高値に向けて反発するかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月21日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から小幅なプラス圏で推移し、夜まで堅調な動きが続きました。
しかし日付が変わってから急落に転じ、早朝にかけて下落幅を大きく広げています。
最終的に約-3.51%で取引を終え、主要3指数の中では最も大きな下落率を記録しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月21日)の主な米国経済指標

21日(金)23:45(米国)11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21日(金)23:45(米国)11月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21日(金)23:45(米国)11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21日(金)24:00(米国)11月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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