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NYダウの振り返りと見通し:12月相場は下げスタート。ISM指数低下でリスク回避(2025年12月2日)

ニュース

昨日(2025年12月1日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 47,289.33 47,311.2
前日比 -427.09(-0.90%) -390.8(-0.82%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年12月1日(月)のNYダウは、前日比427.09ドル安(-0.90%)の47,289.33ドルで取引を終えました。

米国債利回りの上昇を背景に、株式市場では持ち高調整の売りが優勢となりました。
12月9~10日に行われる連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測は約9割となっているものの、先週から大きく上昇していた反動が出たと考えられます。

この日発表された11月ISM製造業景況指数は予想を下回り、9か月連続で50を割り込んでいます。
同指数は50を下回ると景気後退を示唆するとされており、関税を巡る不透明感の影響が続いています。

個別銘柄を見ると、多くの銘柄がマイナス圏で取引を終了しており、特にヘルスケアや金融は調整色が強めです。

エヌビディア(NVDA)、アップル(AAPL)、ウォルト・ディズニー(DIS)、セールスフォース(CRM)、ウォルマート(WMT)などが上昇。
メルク(MRK)、アムジェン(AMGN)、ゴールドマン・サックス・グループ(GS)、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)などが下落しました。

全体としては、構成銘柄の約7割が下落しています。

本日(2025年12月2日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年12月2日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年12月2日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は陰線を形成し、前営業日11月28日の上昇幅を上回る下落となりました。
平均足は陰連後の陽転3日目で、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
28日の上昇幅を超える下落となりましたが、47,000ドル台の取引に留まりました。
目先は、47,000ドルを割れて下落が進むか、47,000ドル台で反発を見せるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半の下落の後、後半にも下落が進み始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰転しローソク足は平均足の下にあり、下落トレンド開始を示唆しています。
28日高値を天井とする下落を開始する可能性がある状態です。
目先は、28日高値からの下落が進むか、反発して28日高値へ向かうかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート 2025/12/02
(画像は2025年12月2日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は序盤から下落基調で推移し、午後には一時-0.6%付近まで値を下げました。
その後は-0.4%前後を上下する展開が続きましたが、引けにかけて下げ幅を広げています。
最終的に約-0.82%で取引を終え、主要3指数の中では最も大きな下落率を記録しました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年12月2日)の主な米国経済指標

2日(火)10:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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