昨日（2025年12月3日）のS&P500の振り返り
| S&P500 | US500(※) | |
|---|---|---|
| 終値 | 6849.72 | 6857.8 |
| 前日比 | +20.35(+0.30%) | +23.6(+0.35%) |
※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
2025年12月3日（水）のS&P500は、前日比20.35ポイント高（+0.30%）の6849.72ポイントで取引を終えました。
11月ADP雇用統計が予想を下回る内容で雇用環境の悪化が示され、来週に控える連邦公開市場委員会（FOMC）での利下げ観測が高まり、買い優勢となりました。
政府機関閉鎖の影響で、本来は第一金曜日に発表される雇用統計が来週のFOMC以降となるため、この日のADPが材料視されました。
米国債利回りは低下し、金利敏感株など幅広い銘柄で買いが広がっています。
CMEのFedWatchツールによると、12月利下げの織り込み度は約9割まで高まっています。
セクター別に見ると、11セクター中9セクターが上昇し、2セクターが下落しました。
上昇したセクターは、エネルギーが+1.83%、金融が+1.27%、資本財・サービスが+0.95%です。
下落したのは、情報技術が-0.42%、公益事業が-0.32%です。
多くのセクターに買いが入っており、リスクオンムードに傾いています。
個別銘柄では、ユナイテッドヘルス・グループ（UNH）、ウェルズ・ファーゴ（WFC）、モルガン・スタンレー（MS）、エクソン・モービル（XOM）、シェブロン（CVX）などが上昇。
ネットフリックス（NFLX）、イーライ・リリー（LLY）、マイクロン・テクノロジー（MU）、フィリップ・モリス・インターナショナル（PM）、ボストン・サイエンティフィック（BSX）などが下落しました。
本日（2025年12月4日）のUS500チャートテクニカル分析
（チャートは2025年12月4日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間100）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、2日続伸で直近高値をわずかに更新しました。
平均足は陰線と陽線が交互に現れ、ローソク足は平均足の上にあり、方向性が定まっていません。
11月半ばからの6800ポイント台半ばの抵抗帯が機能する状態が続いています。
目先は、抵抗帯からの反落が進むか、上昇が続き抵抗帯を突破するかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
取引半ばの下落後に反発して、始値を若干上回る水準で取引を終えました。
直近の平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
前日2日の高値を上回った後、再度2日高値付近へ戻りました。
目先は、2日高値を超えて上昇が続くか、2日高値を割れて下落が進むかに注目です。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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米国の主要株価指数の変化率チャート
（画像は2025年12月4日7時のもの）
米国株の主要3指数（US30、US100、US500）の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤からもみ合いの展開が続き、夜にかけて小幅なプラス圏で推移しました。
23時頃に一時-0.3%超まで下落する場面もありましたが、その後反発して終盤にかけて上昇幅を広げています。
最終的に約+0.35%で取引を終え、主要3指数の中ではUS30に次ぐ上昇率となりました。
| US500 | S&P500指数を参照したCFD |
| US30 | NYダウ指数を参照したCFD |
| US100 | NASDAQ100指数を参照したCFD |
本日（2025年12月4日）の主な米国経済指標
4日（木）22:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
4日（木）22:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
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OANDA Lab編集部
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