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NYダウの振り返りと見通し:インフレ鈍化で利下げ観測強まり軟調地合いから持ち直す(2025年12月8日)

ニュース

先週金曜日(2025年12月5日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 47,954.99 47,952.8
前日比 +104.05(+0.22%) +101.8(+0.21%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年12月5日(金)のNYダウは、前日比104.05ドル高(+0.22%)の47,954.99ドルで取引を終えました。

連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測を背景に反発し、小幅高となりました。
ただし、最高値付近での高値警戒感から、上値は重く推移しています。

12月ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を上回り、また9月個人消費支出(PCE)は予想と一致し、追加利下げを支援する内容でした。
CMEのFedWatchツールによると、0.25%利下げの織り込み度は約9割の水準を維持しています。

個別銘柄を見ると、金融とテックの一部に買いが入り、ヘルスケアは軟調でした。

セールスフォース(CRM)、ゴールドマン・サックス・グループ(GS)、ビザ(V)、ホーム・デポ(HD)、マイクロソフト(MSFT)などが上昇。
アムジェン(AMGN)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、メルク(MRK)、スリーエム(MMM)、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)などが下落しました。
特に、セールスフォース(CRM)は前日比+5.30%と、大きく上昇しています。

全体としては、構成銘柄の約6割が下落しているものの、指数自体はプラス圏で取引を終えています。

本日(2025年12月8日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年12月8日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年12月8日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、前日の下落を回復する上昇を見せました。
平均足は陰連後の陽転2日目で、ローソク足は平均足の上にあり、上昇トレンド開始を示唆しています。
48,000ドル台前半が抵抗帯として意識されつつあります。
目先は、抵抗帯を突破して上昇が加速するか、抵抗帯を超えられず反落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

小幅な値動きの後、取引後半に上昇し始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
3日高値が天井として意識された取引が続いています。
目先は、3日高値を超えて上昇が進むか、3日高値は超えられず反落するかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート2025/12/08
(画像は2025年12月8日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は序盤から夜にかけて0%付近を推移し、方向感に乏しい展開が続きました。
その後、23時頃にマイナス圏へ沈んだ後、反発して一時+0.5%超まで上昇しましたが、終盤にかけて上げ幅を縮小しています。
最終的に約+0.21%で取引を終え、主要3指数の中ではUS100に次ぐ上昇率となりました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年12月8日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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