昨日（2025年12月10日）のS&P500の振り返り
| S&P500 | US500(※) | |
|---|---|---|
| 終値 | 6886.68 | 6889.6 |
| 前日比 | +46.17(+0.67%) | +47.0(+0.69%) |
※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
2025年12月10日（水）のS&P500は、前日比46.17ポイント高（+0.67%）の6886.68ポイントで取引を終えました。
連邦準備制度理事会（FRB）は連邦公開市場委員会（FOMC）で政策金利を0.25%引き下げ、3会合連続の利下げを決定しました。
この発表を受けて幅広い銘柄に買いが入り、またパウエル議長の会見中にも買いが加速し、指数は大幅上昇しました。
パウエル議長会見ではタカ派的なメッセージは受け取られず、市場に安心感が広がりました。
米国債利回りは低下し、投資家のリスク選好姿勢が強まり、景気敏感株をはじめ幅広い銘柄に買いが集まっています。
また、政策金利見通し（ドット・プロット）では26年、27年の利下げは1回と想定され、金融緩和の方向性が維持されたことも市場を支える要因となりました。
セクター別に見ると、11セクター中9セクターが上昇し、1セクターが下落、1セクターがほぼ横ばいでした。
上昇したセクターのトップ3は資本財・サービスが+1.84%、素材が+1.77%、一般消費財が+1.52%です。
下落したセクターは公益事業-0.11%で、生活必需品が+0.00%とほぼ横ばいでした。
ほとんどのセクターがプラスで、全面高に近い状況です。
個別銘柄では、ダウ（DOW）、マイクロン・テクノロジー（MU）、ペプシコ（PEP）、アメリカン・エキスプレス（AXP）、アルファベット（GOOGL）などが上昇。
ウーバー・テクノロジーズ（UBER）、コストコ・ホールセール（COST）、ウォルマート（WMT）、ボーイング（BA）、AT＆T（T）などが下落しました。
本日（2025年12月11日）のUS500チャートテクニカル分析
（チャートは2025年12月11日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間100）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、2日続落の下落幅を超える反発を見せました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
6800ポイント台半ばの抵抗帯で値動きが停滞していますが、一時的に6900ポイントに乗りました。
目先は、抵抗帯を突破して節目価格7000ポイントを目指すか、抵抗帯での停滞が続くかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
取引半ばの小幅下落の後、後半に大きく上昇して始値を上回る水準で取引を終えました。
直近の平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
天井として意識されていた5日高値を一時的に突破しました。
目先は、5日高値を超えて上昇が続くか、5日高値は超えられず反落するかに注目です。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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米国の主要株価指数の変化率チャート
（画像は2025年12月11日7時のもの）
米国株の主要3指数（US30、US100、US500）の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から方向感に欠ける状態が続き、深夜まで0%ラインを挟んで小幅に上下する展開となりました。
その後、4時頃から上昇基調を強め、引けにかけて上げ幅を広げています。
最終的に約+0.69%で取引を終え、主要3指数の中ではUS30に次ぐ上昇率となりました。
| US500 | S&P500指数を参照したCFD |
| US30 | NYダウ指数を参照したCFD |
| US100 | NASDAQ100指数を参照したCFD |
本日（2025年12月11日）の主な米国経済指標
11日（木）22:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
11日（木）22:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
11日（木）22:30（米国）9月貿易収支
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OANDA Lab編集部
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