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S&P500の振り返りと見通し:景気敏感株に買いが広がるもテックは軟調(2025年12月12日)

ニュース

昨日(2025年12月11日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6901.00 6921.4
前日比 +14.32(+0.21%) +31.8(+0.46%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年12月11日(木)のS&P500は、前日比14.32ポイント高(+0.21%)の6901.00ポイントで取引を終えました。

連邦公開市場委員会(FOMC)での3会合連続の利下げと、来年以降の利下げ観測が投資家心理を下支えし、指数は連日で高値を更新しています。
小型株で構成されるラッセル2000も上昇し、景気敏感株や小型株に資金が向かっていることを示しています。

一方、オラクル(ORCL)が決算発表後に急落し、ハイテク株は軟調となりました。
エヌビディア(NVDA)など主要な半導体銘柄にも売りが波及し、指数の重しとなっています。

セクター別に見ると、11セクター中8セクターが上昇し、3セクターが下落しました。
上昇したセクターのトップ3は素材が+2.23%、金融が+1.84%、資本財・サービスが+1.06%です。
下落したセクターはコミュニケーション・サービスが-1.01%、情報技術が-0.55%、エネルギーが-0.42%でした。

テック関連が軟調に推移しました。

個別銘柄では、マスターカード(MA)、アメリカン・エキスプレス(AXP)、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)、ホーム・デポ(HD)などが上昇。
オラクル(ORCL)、インテル(INTC)、シスコ・システムズ(CSCO)、テスラ(TSLA)、アマゾン(AMZN)などが下落しました。
特にオラクル(ORCL)は前日比-10.83%と、大幅に売られました。

本日(2025年12月12日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年12月12日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年12月12日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陽線を形成し、2日続落後の2日続伸となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
6900ポイント台まで上昇し、終値ベースでは史上最高値を更新しました。
目先は、上昇が進み高値更新が続くか、高値更新で上昇一服となるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半の下落の後、半ば以降は上昇が続き始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
前日10日は、5日高値到達後に下落しましたが、11日は5日高値超えが進みました。
目先は、5日高値超えを契機とする上昇が続くか、反落し5日高値付近へ戻るかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート2025/12/12
(画像は2025年12月12日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から軟調な展開で、昼頃に一時-1.0%超まで値を下げました。
その後もマイナス圏での推移が続きましたが、夕刻以降は緩やかに上昇し、終盤にかけて上げ幅を拡大しています。
最終的に約+0.46%で取引を終え、主要3指数の中ではUS30に次ぐ上昇率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年12月12日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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