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NYダウの振り返りと見通し:利益確定売り優勢で反落。半導体安が響く(2025年12月15日)

ニュース

先週金曜日(2025年12月12日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 48,458.05 48,485.2
前日比 -245.96(-0.51%) -287.4(-0.59%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年12月12日(金)のNYダウは、前日比245.96ドル安(-0.51%)の48,458.05ドルで取引を終えました。

12月利下げを受けて前日に史上最高値を更新したものの、この日はAIバブルへの警戒感が懸念材料となり大幅に反落しました。

NYダウの構成銘柄ではないものの、ブロードコム(AVGO)の決算内容が嫌気され、半導体やAI関連に売りが波及しました。
前週のオラクル(ORCL)に続き、決算を受けて急落する反応がみられています。

今週は17日(水)に半導体製造のマイクロンテクノロジー(MU)の決算があり、市場の関心が集まります。

個別銘柄を見ると、テック関連や製造業の一部で大きな下落が目立ちました。

マクドナルド(MCD)、コカ・コーラ(KO)、ボーイング(BA)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)などが上昇。
キャタピラー(CAT)、エヌビディア(NVDA)、ゴールドマン・サックス・グループ(GS)、シスコ・システムズ(CSCO)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)などが下落しました。

全体としては、構成銘柄の約6割が上昇したものの、指数自体はマイナス圏で取引を終えています。

本日(2025年12月15日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年12月15日)US30のチャートテクニカル分析2025/12/15
(チャートは2025年12月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陰線を形成し、2日続伸後の反落となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
12日は前日11日高値の更新後に下落が進みました。
目先は、12日高値からの下落が続くか、反発し再度高値を更新するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから下落が進み、後半に大きく下落して取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
10日安値と12日高値の3割戻しを達成した状態です。
目先は、3割戻し後の反発が進むか、3割戻しで下落は止まらずさらに下落するかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート2025/12/15
(画像は2025年12月15日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は序盤から方向感に乏しい展開が続き、夜までおおむね0%付近で推移しました。
日付が変わる頃から下落基調に転じ、深夜には一時-0.9%付近まで値を下げています。
最終的に約-0.59%で取引を終え、主要3指数の中では最も小幅な下落率に留まりました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年12月15日)の主な米国経済指標

15日(月)22:30(米国)12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
15日(月)24:00(米国)12月NAHB住宅市場指数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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