先週金曜日（2025年12月12日）のS&P500の振り返り
| S&P500 | US500(※) | |
|---|---|---|
| 終値 | 6827.41 | 6830.4 |
| 前日比 | -73.59(-1.07%) | -91.0(-1.31%) |
※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
2025年12月12日（金）のS&P500は、前日比73.59ポイント安（-1.07%）の6827.41ポイントで取引を終えました。
週末を控えたポジション調整や利益確定売りが優勢となり大幅下落しました。
時間外取引でブロードコム（AVGO）が大幅下落し、AI関連への過剰投資が懸念されています。
米10年債利回りは上昇し、株式市場の割高感を意識した売りを誘いました。
また、連邦準備制度理事会（FRB）当局者から利下げに対する慎重姿勢が示され、投資家には慎重ムードが広がっています。
セクター別に見ると、11セクター中5セクターが上昇し、6セクターが下落しました。
上昇したセクターのトップ3は生活必需品が+0.93%、ヘルスケアが+0.30%、素材が+0.19%です。
下落したセクターは情報技術が-2.87%、エネルギーが-0.93%、コミュニケーション・サービスが-0.69%でした。
ディフェンシブ関連が買われ、テック関連が売られる展開でした。
個別銘柄では、イーライ・リリー（LLY）、フィリップ・モリス・インターナショナル（PM）、アボット・ラボラトリーズ（ABT）、マスターカード（MA）、ユナイテッドヘルス・グループ（UNH）などが上昇。
ブロードコム（AVGO）、アリスタ・ネットワークス（ANET）、アップロビン（APP）、ラム・リサーチ（LRCX）、オラクル（ORCL）などが下落しました。
本日（2025年12月15日）のUS500チャートテクニカル分析
（チャートは2025年12月15日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間100）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
ローソク足は下ヒゲのある陰線を形成し、2日続伸後の反落となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
12日の下落で前日2日分の上昇幅を戻す形となり、レンジ状態が続いています。
目先は、さらに下落が進みレンジを下抜けするか、反発して11日高値を超えるかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
取引半ばから下落が進み、後半に大きく下落した後は若干反発して取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
意識されていた5日高値を前日11日は超えましたが、12日は5日高値を大きく下回る水準まで下落しました。
目先は、11日高値を天井とする下落が進むか、反発して11日高値を目指すかに注目です。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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米国の主要株価指数の変化率チャート
（画像は2025年12月15日7時のもの）
米国株の主要3指数（US30、US100、US500）の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から売りが優勢で、夜まで小幅なマイナス圏で安定的に推移しました。
日付が変わる頃から下落基調を強め、深夜には一時-1.7%付近まで下げ幅を広げています。
最終的に約-1.31%で取引を終え、主要3指数の中ではUS100に次ぐ下落率となりました。
| US500 | S&P500指数を参照したCFD |
| US30 | NYダウ指数を参照したCFD |
| US100 | NASDAQ100指数を参照したCFD |
本日（2025年12月15日）の主な米国経済指標
15日（月）22:30（米国）12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
15日（月）24:00（米国）12月ＮＡＨＢ住宅市場指数
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OANDA Lab編集部
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