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NYダウの振り返りと見通し:CPI鈍化が追い風も市場では売り買いが交錯(2025年12月19日)

ニュース

昨日(2025年12月18日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 47,951.85 47,980.0
前日比 +65.88(+0.14%) -35.0(-0.07%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年12月18日(木)のNYダウは、前日比65.88ドル高(+0.14%)の47,951.85ドルで取引を終えました。

取引序盤は上昇傾向だったものの、中盤以降は下落に転じ、上ヒゲの長い陰線を形成しました。

この日注目された11月消費者物価指数(CPI)は予想を下回り、インフレ圧力が和らいでいるとの見方が広がりました。
ただし、政府機関閉鎖の影響でデータ収集期間が短かったため、今回の統計にはゆがみが生じている可能性が考えられます。

連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補である国家経済会議(NEC)のハセット委員長は、今回のCPIの内容を歓迎する旨を発言しています。

個別銘柄を見ると、テック関連や消費関連に買いが入り、ディフェンシブ関連は一服感が見られました。

アマゾン・ドット・コム(AMZN)、エヌビディア(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)、シスコ・システムズ(CSCO)、ウォルト・ディズニー(DIS)などが上昇。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、ハネウェル・インターナショナル(HON)などが下落しました。

全体としては、構成銘柄の約6割がマイナス圏でしたが、指数自体はプラスで取引を終えています。

本日(2025年12月19日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年12月19日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年12月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上ヒゲが長い寄引同時線となり、2日続落後に値動きが停滞しました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
下ヒゲ部分で直近安値を更新しており、12日高値からの下落が続く状態です。
目先は、18日安値を更新して下落が進むか、12日高値に向け反発するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばからの上昇後、後半に下落が進み始値付近で取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
12日高値を天井に、緩やかな切り下げを伴う下落が進んでいます。
目先は、12日高値からの下落が続くか、18日安値を底値として反発するかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート2025/12/19
(画像は2025年12月19日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は序盤に小幅なマイナス圏で推移した後、夕刻から緩やかに上昇しました。
22時頃に上昇基調を強めて一時+0.9%近くまで値を上げましたが、その後は下落に転じ、終盤にかけて上げ幅を縮小しています。
最終的に約-0.07%で取引を終え、主要3指数の中では唯一のマイナス着地となりました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年12月19日)の主な米国経済指標

19日(金)24:00(米国)12月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
19日(金)24:00(米国)11月中古住宅販売件数(前月比)
19日(金)24:00(米国)11月中古住宅販売件数(年率換算件数)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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