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船井電機の破産手続きを巡り、東京地裁の開始決定に反対する元環境相の原田義昭会長が申し立てた即時抗告を、東京高裁が２６日付で却下したことが、分かった。関係者が明らかにした。
原田氏は申立書で、船井電機の１００％株主である親会社が約５０億円の資金を用意しており「支払い不能ではない」と主張。船井電機は約１００億円の資産超過で「債務超過ではない」としている。
これに対し、船井電機の破産管財人を務める弁護士は「即時抗告の申し立ては何ら根拠がない」と反論。船井電機は破産手続き開始申し立ての時点で、税金や給与など計約４４億円分の支払期限が過ぎた債務があり「支払い不能状態にある」としていた。
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