「トランプ劇場が始まった」

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 トランプ米大統領が就任して初めての取引を迎えた日本の金融市場では21日、高関税政策などが国内外の株価や為替相場に大きな影響を与えるとの警戒感が改めて広がった。「トランプ劇場が始まった」との声も上がった。

 東京株式市場では21日、トランプ氏がカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すことを検討していると伝わると、日経平均株価が下落に転じた。

 野村証券の西哲宏執行役員は、報道が相場を突然動かす「ヘッドライン(見出し)リスクが再認識された」と語った。「何が出るか分かりにくいところが一番警戒しているポイントだ」と説明。今後もトランプ氏の政策を巡る報道に市場が敏感に反応すると見通した。

 「あめとムチを使い分けるトランプ劇場がいよいよ始まった」と表現するのは上田東短フォレックスの阪井勇蔵営業企画室室長。21日の外国為替市場で円相場は米国の関税政策が伝わるたびに反応したと説明。「当面はドル円相場も上下に振れる展開が想定されそうだ」と分析した。


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